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ゲストスピーカーによる特別授業(10月19日実施)

1.実施日    
2018年10月19日(金)13:30~15:10

2.実施場所
駿河台キャンパス リバティタワー 1031教室

3.科目名
保険学B

4.テーマ 
“外資系損保の今”:日本でどう生きる?

5.ゲストスピーカー
森 大悟 氏
(AIG損害保険株式会社 中小企業セグメント営業担当 兼 マーケット統括部門 マネージャー)

6.実施内容
 日本最大の外資系損害保険会社であるAIG損害保険株式会社勤務の森大悟氏より「“外資系損保の今”:日本でどう生きる?」と題して、日本における外資系損害保険会社の現状と、AIG損害保険のビジネスモデルについてお話を伺った。
 まずは、上位3グループが約9割のシェアを持つ日本の損害保険市場において、外資系損保がどのような立ち位置で事業を行っているかお話しいただいた。日本では外資系損保の影響力は大きいとは言えないものの、独自の戦略に基づき規模より利益重視のニッチな戦略により存在感を示していることについて、個別企業についてのデータを多用しながら説明した。そのうえで、よりイメージが鮮明になるよう、AIG損害保険株式会社の沿革、保険料収入の内訳等を示し、国内の損害保険会社とは異なるセグメントでの高度で専門的な経営が行われていることを説明した。
 また、森氏は明治大学OBとして学生のキャリア形成にも配慮し、自身の大学卒業からのキャリアについての話題を交えて講義を進めていった。さらに、今後保険を含む金融部門で活躍するための条件として、自身のMBA取得のための留学経験を踏まえ、経済学と数学、さらに統計学、とコーポレートファイナンス等の知識の重要性を強調され、最新の研究動向にも合致した講義となった。
 質疑応答の時間には、自動運転が一般化する将来を見据えた商品開発に関する質問など、非常に専門的な質問が多く出された。また授業後に提出されたリアクションペーパーでは、「あまり馴染みのなかった外資系損害保険会社の経営戦略について知ることができ、将来を考える上で参考になった。」(3年女子)、「数人の社員で何億円という売上がある外資系損害保険会社はどれだけ専門性が高いのか想像がつかない、驚いた。」(4年男子)、をはじめ、学生が視野を拡げるきっかけになったことがうかがわれる感想が多く寄せられました。                                                                                                                                                         

中林 真理子 (科目担当教員)