商学部の現場
「商」のイイトコ最前線!
Go Forward
1.実施日
2018年11月21日(水)13:30~17:00
2.実施場所
駿河台キャンパス リバティタワー 1146教室
3.科目名
中小企業論
4.テーマ
月桂冠381年の酒造りと技術革新
5.ゲストスピーカー
秦 洋二 氏(月桂冠常務取締役製造副本部長)
6.実施内容
月桂冠(株)の秦洋二常務取締役製造副本部長より「月桂冠381年の酒造りと技術の革新」と題する講演をおこなっていただいた。秦常務は製造副本部長であるとともに、大倉酒造研究所の所長でもあり、月桂冠の酒造りの最高責任者である。酒造りの根幹をこなす麹菌の説明から、発酵のメカニズム、月桂冠の四季醸造蔵など、技術革新のお話を中心に酒造りを科学する視点からの説明、さらには月桂冠の海外進出の経過など幅広い内容の講演であった。中小企業論の履修学生ばかりでなく、多くの学生が、日本の国菌ともいえる麹菌の発酵メカニズム、現在のオートメーション化された酒造りまでの変遷、ワインやビールと違い、並行複発酵という複雑な発酵メカニズムで日本酒が造られることに耳を傾け、酒造りの難しさを理解したと思う。また、月桂冠の発展の歴史の中で、数々の技術革新がおこなわれ、現在のような国際的に活躍する企業へと変貌してきたことを理解したと思う。
熊澤 喜章 (科目担当教員)