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商学部

ラテンアメリカ異文化交流プログラムからの活動報告~2012年度後期も新たな展開へ~

2012年10月02日
明治大学

写真①リオデジャネイロのキリスト像の前で写真①リオデジャネイロのキリスト像の前で

写真②世界銀行でレクチャーを受ける学生写真②世界銀行でレクチャーを受ける学生

写真③米州開発銀行で貧困問題のスペシャリストと写真③米州開発銀行で貧困問題のスペシャリストと

写真④ 一面に広がるリオデジャネイロのファベイラ(ファベイラ内のトラム(ロープーウェイ)から撮影)写真④ 一面に広がるリオデジャネイロのファベイラ(ファベイラ内のトラム(ロープーウェイ)から撮影)

写真⑤サンパウロのファベイラにて写真⑤サンパウロのファベイラにて

写真⑥サンバのステップを練習中写真⑥サンバのステップを練習中

写真⑦昨年来日したFAAP生と再会写真⑦昨年来日したFAAP生と再会

写真⑧カポエイラのアウラ(教室)にて写真⑧カポエイラのアウラ(教室)にて

写真⑨スクリーン越しに見る明大サイドの風景写真⑨スクリーン越しに見る明大サイドの風景

写真⑩第2回日伯学生セッション写真⑩第2回日伯学生セッション


1.アメリカ・ブラジルへのフィールドトリップ

商学部特別テーマ実践科目C「ラテンアメリカ異文化交流コース(担当:中林真理子 教授、六浦吾朗 特別招聘教授)」の受講生10名が、8月22日から9月2日の12日間、アメリカ合衆国(ワシントンDC)とブラジル(リオデジャネイロ、サンパウロ)でフィールドトリップを行いました。(写真①)

今回のフィールドトリップでは、日伯のパートナーシップを将来的にどのように発展させていくべきについて、学生たち自身で考えることを大きな目標に掲げました。このため、まずは、ブラジルで活動する日本企業やサンパウロ市役所などを訪問し、日伯関係の現状を体感しました。(ブラジル日本商工会議所では、私たちの訪問をホームページで紹介してくださいました。

http://jp.camaradojapao.org.br/news/visitas-a-camara/?materia=10597 

そして同時に、ブラジルの格差社会について考えるために、アメリカのワシントンDCでは、国際機関で開発支援にかかわる専門家からレクチャーを受けたり、(写真②、写真③)ブラジルではファべイラ(貧困街)にも訪問しました(写真④、写真⑤)。そして、交流を続けている海外協定校であるFAAP大学(Fundacao Armando Alvares Penteado http://www.faap.br/english/ )では、ポルトガル語やサンバステップのレッスンを受けたり(写真⑥)、昨年来日した学生と再会したりと(写真⑦)、短期間に多くの体験をしました。このほか、ブラジルの文化を理解するため、伝統的な格闘技であるカポエイラのアウラ(教室)にも参加しました。(写真⑧)

アメリカからブラジルまでの12日間のフィールドトリップの成果については、9月15日(土)に和泉校舎で開催された「特別テーマ実践科目前期成果報告会」にて参加学生たちが報告を行いました。



以下、フィールドトリップ中の日伯学生交流についてご紹介します。

・第8回Meiji ×FAAPビデオカンファレンス

 今回のフィールドトリップには、さまざまな理由により、授業の履修者全員が参加できた訳ではありませんでした。そこで、フィールドトリップの成果報告を日伯関係者で同時に共有するため、明大生が帰国する前日の8月30日に、東京とサンパウロを結んだビデオカンファレンスを実施しました。(写真⑨)


 東京では夜7時半、サンパウロでは朝7時半からスタートしたカンファレンスでは、日伯それぞれの学生が、日本とブラジルそれぞれについて、自分が抱いていた訪問前のイメージと、実際に訪問してみて違っていた点を中心に報告し、その理由について話し合いました。例えば、明大側から、リオデジャネイロとサンパウロが予想に反して大きく違っていたという指摘があり、この違いは日本でいう東京と大阪の違いに置き換えることができるか、日伯双方からさまざまな意見が出ました。



今回のカンファレンスもユビキタス教育推進事務室の皆様の全面的なご協力を得て実現しました。また、早朝からご参加くださった、FAAPのMachado経済学部長、夏休み中の夜間にも関わらず御臨席下さった明治大学商学部小川智由教授を含め、皆様に厚く御礼申し上げます。




・第2回日伯学生セッション

日本とのビデオカンファレンスの後は、ビデオカンファレンスを通じて交流を続けているNeto先生の授業に明大生が参加し、「第2回日伯学生セッション」を行いました。日伯2名ずつ計4名のチームを作り、各班が「ゴミ問題」や「日伯のパートナーシップの進め方」、といった5つのテーマから1つずつ選んで話し合い、その成果をクラスに披露し、クラスとしてのまとめを行いました。(写真⑩)これは、2011年11月にFAAP生が来日した際に、多くの学生が最も印象に残った行事に挙げていた「学生セッション」の第2弾に当たるもので、FAAP側のリクエストにより実現しました。

http://www.meiji.ac.jp/shogaku/topics/2011/6t5h7p000009y5yj.html





2.この秋、ブラジルとアルゼンチンの提携校から学生が来日

昨年に引き続き、今年もFAAP生5名と引率教員が10月6日より13日まで来日し、8月にサンパウロで出会った日伯の学生たちが再会します。さらに、11月6日から16日には、今年明治大学の海外協定校となったアルゼンチンのラプラタ国立大学(Universidad Nacional de La Plata  http://www.unlp.edu.ar/ )から学生15名と引率教員が来日します。FAAP生、ラプラタ国立大生ともに、明大生のアテンドで、日本文化に触れたり、企業訪問等をして、日本への理解を深める予定です。

2012年度後期も、明治大学ラテンアメリカ異文化交流プログラムはさらに進化を続けていきます。