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探究選択での取り組み(国語探究、社会探究)

2024年03月22日

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  • 教育・進路
「探究選択」の取り組みを紹介する第2弾。今回は、国語探究と社会探究の取り組みを簡単に紹介します。

国語探究

 国語探究では、2学期には9人を3人ずつの3グループに分け、各グループに同じ課題を出し、相互に発表しあうことで、視点の違いに気づかせるという活動をしました。
 夏目漱石の「こころ」の一部分を基に、主人公と親友が下宿した家の間取りを読み取り、矛盾のないように再現するという課題、斎藤茂吉の、病に倒れた母を見舞いその死を見届けるまでの一連の短歌を、上の句と下の句を分けて提示し、それを再考し歌の意味を読み取り、また、時系列に並び替えてみるといった課題に取り組みました。
 3学期には、ビブリオバトルをまねて、それぞれがおすすめしたい本を選び、限られた時間で、どういう内容であるか、自分がどの部分に関心を持ったか、それぞれまとめてプレゼンしました。生徒たちが冬休みに読んだ本のなかから4作品(『ツナグ』『流浪のつき』『夜は短し歩けよ乙女』『桜の夜が僕の恋人』)を選び、グループもしくは単独で発表をしました。最初の発表では、各作品の面白いと感じた切り取った部分を提示、それを読み合いながら発表を行い、2度目の発表では1度目の発表のフィードバックも加味しながら、パワーポイントスライドを準備して発表しました。最終日には、すべての発表が終わっていたため、最終日には調布市の武者小路実篤記念館に校外学習に出かけました。

社会探究

社会探究(地理分野)で「調布版ブラタモリ」を製作中

社会探究は約100名が履修したため、5名の教員が分担して担当しました。最初の3回の授業では、図書館の江竜教諭から文献調査法についての講義を受けた後、地理、歴史、公民にまたがる5人の教員の専門分野の研究方法について、オムニバス形式の授業を受けました。
その後、指導教員ごとのグループに分かれてそれぞれ共同研究を行いました。GISの研究、調布版ブラタモリ、ダーク・ツーリズムの研究、明治高校「校友会史」の研究、貧困・戦争・難民などの国際問題の研究と、それぞれのクラスで多彩な取り組みが行われました。自分の歴史を調べたり、新書を精読したり、ポスターセッションを行ったり、担当教員によって取り組みが異なりましたが、生徒たちの積極的に課題に取り組む姿勢が目立ちました。また、多くのクラスで近隣地域へのフィールドワークへも出かけました。
 

国語探究では武者小路実篤記念館を訪問

社会探究(歴史分野)では、学校近くにある掩体壕の史跡を訪問

社会探究(歴史分野)では、学校近くの水車小屋を訪問

GISをつかった土地の調査(社会探究・地理分野)

ウクライナ戦争についての考察したポスター発表(社会探究・公民分野)

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