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5月28日(土)先端メディアサイエンス専攻設置記念シンポジウム「インタラクション2046」が開催されました

2016年06月14日
明治大学 先端数理科学研究科

各講師の講演の様子各講師の講演の様子

集合写真集合写真

 2016年5月28日(土)15時から、明治大学中野キャンパスのホールで、シンポジウム「インタラクション2046-メディアサイエンスがつくる新たな体験・知能・文化-」が開催されました。このイベントは、2017年4月にスタート予定の先端メディアサイエンス(FMS)専攻の開設を記念して明治大学大学院先端数理科学研究科による主催で実施されたものです。
 まずは明治大学の宮下芳明教授によりプレゼンテーションが行われました。これから30年間におけるコンピュータおよび関連技術の進歩により、人間とコンピュータの関わり方が大きく変化する中で、私たちはどう生きるべきかを考える場として本シンポジウムを企画したとのことです。講演者たちはヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)分野で世界的に活躍する研究者であることを説明し、また自身についても、「表現の民主化」をテーマに研究を推進しつつ「情報世界で起こったことが再び物質世界で起きる」という確信のもとで3Dプリンタをはじめとするファブリケーション分野に注力していることを明かしました。
 続いて、東京大学の五十嵐健夫教授が登壇し、誰もがデザイナーになってプロデューサーになっていくというパーソナルファブリケーションの文脈の中で研究してきたシステムを、実演を交えながら紹介しました。
 東京大学の稲見昌彦教授は、「身体性革命」として、これまでひとつの体・ひとつの魂と思っていたものを切り離してとらえる未来、および超人スポーツに関する活動について紹介したうえで「伝統といわれるものも過去誰かが生み出したもの、自ら伝統を創れ」とFMS専攻にエールを送りました。
 筑波大学の落合陽一助教は「映像と物質人と機械を超えた超自然」と題して、有史以来イメージと物質のギャップの中にいた人類にとって、それらの区別がつかない時代が到来し新しい価値が創造されることを語りました。
 電気通信大学の梶本裕之准教授は、現象解明から課題解決につながった研究事例などを紹介しながら、「未来が予測できないこと」を前提に人間がすべきことは、科学・工学・デザインの全てを守備範囲とする自由な研究活動であると述べました。
 産業技術総合研究所の後藤真孝氏は、人の価値観が物理世界から情報空間へ移行しつつある時代に、信じられる情報空間をどう構築するべきかが課題であると述べ、その世界における幸せとは何かの仮説を披露しました。
 神戸大学の寺田努准教授は、ウェアラブルコンピューティング研究は生き方の研究であると述べ、研究分野は上から下まで、かつ同時に取り組まないと意味がなくなると訴えました。
 明治大学の渡邊恵太准教授は、インタラクション研究における自己帰属感についての考察を述べ、将来的にそれは生きがいの研究につながっていくという予想を述べました。
 最後に、明治大学の宮下芳明教授より、来年度設置予定のFMS専攻について紹介が行われました。日本有数の「インタラクション研究教育拠点」を目指して設置された総合数理学部先端メディアサイエンス(FMS)学科が、大学院としてその使命を果たすべく工夫されたカリキュラムが説明されました。外部の研究者に講演してもらうのではなく、大学院生が公開で研究指導してもらえる「FMSコロキウム」をはじめ、「デモンストレーション戦略特論」「ディジタルファブリケーション特論」等の授業を紹介し、他大学院や社会とも連携して「未来を作り出すための場でありたい」という抱負を述べました。
 本イベントは、学生のみならず多くの社会人を含む来場者が聴講し、シンポジウム・懇親会ともに大盛況となりました。
 FMS専攻では、人材養成その他の教育研究上の目的に基づき、数理科学的なアプローチで先端メディア技術を実現し、人に満足感や面白さ等の精神的豊かさを与えて、社会文化の発展に寄与し、人の心を動かす新しい情報学の世界的な教育研究拠点を目指していきます。

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