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先端数理科学研究科

【先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻】博士前期課程2年の木村仁さんがGN研究賞とHCI研究会貢献賞を受賞

2024年03月22日
明治大学 先端数理科学研究科

GN研究賞GN研究賞

HCI研究会貢献賞HCI研究会貢献賞

先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻博士前期課程2年の木村仁さん(小林研究室)がGN研究賞とHCI研究会貢献賞を受賞しました。

GN研究賞は、情報処理学会コラボレーションとネットワークサービス研究会(および前身のグループウェアとネットワークサービス研究会)が主催する研究会、国際会議、ワークショップ等で発表された論文のうち、優秀なものを毎年1編ないし2編以内を選定し、その発表者を表彰するものです。
HCI研究会貢献賞は、情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会において同一発表者による発表が1年間に3回以上あった場合で、かつ各発表内容に有意な貢献が認められた場合に与えられる賞です。

【研究内容】
遠隔会議には通勤時間や費用の削減、感染症のリスク対策、環境保護などのメリットがある一方、映像や音声に遅延が生じること、取得できる非言語情報が限られていることから2名以上が同時に発話を行う「発話衝突」が頻繁に起こります。また、この現象が盛んに起こる遠隔会議では参加者がストレスを顕著に感じることが報告されています。そのため、本研究では発話衝突により生じるストレスの軽減を目的とし、参加者に発話衝突を肯定的に捉えさせる手法を提案しました。具体的には「発話衝突が生じた際、ボタンを押下すると画面に肯定的な合図が表示される手法」や「発話衝突時、自動的に肯定的なサインが表示される手法」を提案し、それぞれの評価を行った結果を上記の研究会にて報告しました。
明治大学大学院