Go Forward

政治経済学部

【政治経済学部】市川ゼミが東商・第5回学生まちづくりプレゼン大会で最優秀賞受賞

2010年12月25日
明治大学

「プレオリオン計画」の提案を行う高橋チーム「プレオリオン計画」の提案を行う高橋チーム

最優秀賞の表彰状を受け取る高橋さん最優秀賞の表彰状を受け取る高橋さん

最優秀賞受賞を喜ぶ市川教授とゼミ生たち最優秀賞受賞を喜ぶ市川教授とゼミ生たち

 政治経済学部の市川宏雄ゼミナール(都市政策)がこのほど、東京商工会議所が主催する「大学・地域の協働による学生まちづくりプレゼンテーション大会」に参加し、2010年12月9日の表彰式で最優秀賞を受賞しました。

 第5回目の開催となった本大会では、東京商工会議所が大学と連携して、世田谷区全域または一部地区・エリアを対象に、商業・地域活性化、景観、建築などさまざまな観点から学生の提案を募集。世田谷区および世田谷区商店街連合会共催のもと、まちなみ再生、商業発展、コミュニティ・ビジネス、イベントなどをテーマに、同区の活性化につながる提案を行いました。

 11大学から17チームが参加する中、高橋薫さん(政治経済学部3年)を代表者とする市川ゼミ14期生23人のチームは、「世田谷線沿線から始まる駅と人と地域のつながり」と題し、世田谷線沿線の商店街ネットワークを強化することで周辺地域を活性化し、地域全体をオリオン座のように輝かせる「プレオリオン計画」と銘打った提言を行いました。沿線各商店街が連携した大型イベントやサービス事業の展開、観光客の新規呼び込みを図るまちづくり事業など、既存のイベント事業を分析・評価したうえで、新規イベントのアイデアやNPOによる運営体制に至る具体的な構想を示し、みごと最優秀賞に輝きました。

 北沢タウンホール(世田谷区下北沢)で行われた表彰式では、大場信秀・東京商工会議所世田谷支部会長の主催者あいさつ、熊本哲之・世田谷区長らのあいさつの後、審査委員長から高橋さんらに最優秀賞の賞状と副賞が授与されました。
 講評で市川ゼミ高橋チームの提案は、「地に足がついていながら夢のある提案で、論理の整合性,新規性・独自性,計画・事業の実行性,プレゼン内容・提案書の完成度といった審査基準からも抜きん出ていた」との高い評価を受けました。

 最優秀賞に高橋さんは、「大変光栄に思います。200人以上の関係者の皆さんにお話をうかがい、ゼミ内で意見をぶつけ合いながら提案を取りまとめました。私たちのプレゼンが地域の発展につながれば」と受賞の喜びを語りました。

 この成果に指導教員の市川宏雄教授は、「学生たちは非常によく現場に足を運び、住民・商店街・組合会長など多くの方々と接する中で問題を発掘しました。地域活性化の『夢』の部分を形づくることに苦労していましたが、実現性の高い提案に落とし込めたことが今回の評価に繋がったと思います」とゼミ生らの努力を称えました。
 なお、同大会はこれまで新宿区四谷商店街、墨田区商店街、文京区商店街、台東区商店街を対象に行われており、市川ゼミでは、各大会で審査員特別賞などを毎回受賞しています。