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公立学校の教員採用試験

 公立学校の教員になるには,都道府県と政令指定都市の各教育委員会が独自に実施する採用試験に通過しなければなりません。

 この教員採用試験は,教員免許状を取得している人(取得見込みの人も含む)の中から,競争によるものではなく,その学力,人物,身体などの教員としての適性を審査する「選考」とされています。

 試験内容は,筆記試験,適性検査,論作文,面接,模擬授業等の試験からなりたっていますが,特に最近では,実技,面接,論作文,クラブやボランティア活動歴を重視しており,筆記・学力重視から体力,技能,人格面を含めた人物重視,総合的な評価の方向へと変わってきています。ただし,試験日程や方法は,それぞれの教育委員会により異なります。

 これらの試験は,候補者を選ぶための選考でありますので,合格すると「公立学校教員予定候補者名簿」に登載されます。その後に教育委員会・学校長による面接が行われ,最終的に正式な配属校が決定し,教壇に立つことになります。

 公立学校の臨時的任用教員や非常勤講師については,都道府県および政令指定都市ごとに採用のシステムや条件が異なりますので,直接,各教育委員会に問い合わせてください。(教職支援室に採用事例の記録があります。必要に応じて参考にしてください。)