Go Forward

課程案内 教職課程 Course for Secondary School Teachers

教える「喜び,楽しさ,難しさ」を学ぶ

教職課程

 教員として児童生徒を指導する職務を行うためには,教育職員免許法に基づいて,それぞれの学校種や教科に対応した教員免許状を取得することが必要です。

 この教員免許状を付与するための教員養成は,原則として,大学の教職課程で行われており,広い教養と深い学問的な素養を持つとともに,型にはまらず豊かな人間性と個性を持った教師を養成することを目的としています。

 本学は,1950年に教職課程の講座を開設し,現在,すべての学部で教育職員免許状を取得することができます。(※詳しくは,本学で取得できる教育職員免許状をご覧ください。)

 大学における教員養成は,教育学部のように教員養成を専門とする学部学科で行われる場合と,それ以外の一般の学部に在籍する者を対象として行われる場合の2通りがあります。
 本学のような教育学部以外の在籍者に対して行われる教員養成は,教育学関係の「教職に関する科目」の履修に加えて,その履修生が所属するそれぞれの学部学科における専門的な知識・技能を修得することができるため,専門的知見の深い教師の輩出を期待されています。

 教員は,子ども・青年の人間形成に深くかかわる職業であり,社会的責務が大きい仕事でもあります。それゆえに,教員を目指す学生は,教職への確固とした目的意識と自覚を持つとともに,人間として豊かな教養と教職及び教科に関する深い専門的力量を培うことが大切です。

 “教師受難の時代”ともいわれているように,学校現場の困難さと厳しさは大変なものではありますが,そうであればあるほど,教育という仕事の大切さや,教師としてのやりがいは非常に大きなものであることも確かでしょう。

 近年,習熟度別学習や少人数教育,チーム・ティーチング等が導入されたことにより,教員採用者数は一時期に比べ増加傾向にはあるものの,児童生徒数の減少傾向が続く中での教職への道は必ずしも容易なものではありません。
 しかしながら,本学の場合,毎年少なからぬ卒業生が難関を切り開いて教職に就いており,現在,全国で活躍する本学出身の教員は,5,000名を超えています。

 今,学校現場は,専門的な力量と人間的な魅力を豊かにそなえ,子ども・青年とともに歩み生きていくことができる教師を強く求めています。

 当課程は,皆さんの中から,こうした教師への道を目指す人が一人でも多く生まれることを心から期待しています。