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課程案内 司書課程 Course for Certified Librarians

地域の情報スペシャリスト

司書課程

 司書とは,「図書館法」で定められた公立や私立の公共図書館で働く専門的職員であり,その業務は,図書館資料の収集・分類・整理・貸出や返却業務,利用者から寄せられる図書館資料等の様々な質問に答えるレファレンスサービス等です。

 本学の司書課程は,2000年度に開設され,主として都道府県立や市町村立の公共図書館の司書を養成することを目的とし,カリキュラムの内容も公共図書館での勤務を前提に構成されています。

 すなわち,当課程は,専門職としての基本姿勢・知識・技術の修得だけではなく,生涯学習の時代であると同時に情報化社会,高齢化社会でもある現在,地域住民がいかに効率よく正確な情報を入手し享受した後,どう生活に役立てるかという情報リテラシー(情報活用能力)の修得方法を伝えること,加えて,図書館を情報センターとしてのみならず,地域のコミュニケーションセンターとして活用できるように,利用者の活動を支援する役割を担うことができる司書の養成を目指しています。

 他方,各種図書館(国立国会図書館・大学図書館・専門図書館等)で働く専門職を養成することも使命の一つとみなし,これらに対応するための科目も盛り込まれています。

 また,たとえ司書にならずとも,最近では,一般企業・銀行・NPO等でも,各種の情報資料の整理及び情報提供の専門家として活躍する例も増えてきています。
 各種図書館の運営や活用に関する専門的な学習の機会を得ることは,高度情報社会における膨大な情報との付き合い方について体系的に学ぶことになります。
 このことは,皆さん一人ひとりが大学における知的活動を発展深化させていくためのスキルを多面的に獲得できるチャンスでもあります。
 さらに言えば,司書課程には,生涯を通じて役立つ情報リテラシー(情報活用能力)を身につけるチャンスがあると言えるでしょう。