教師として必要な専門的力量を自覚的に鍛えるためのカリキュラム(2019年度以降入学者カリキュラム)
すべての授業における教育方法を通じて,経験を言語化する力,読書力,ディスカッション能力,プレゼンテーション能力,場の運営力を鍛える。
A. 自ら学び,自分の世界を構成し,知的活動のスタイルをつくる社会的視座の形成
⇒自ら学ぶ力(習慣)を身につけ,自分の世界を深め広げる。
- 現代の教育の課題を認識しつつ,教育の基礎であるポジティブな学習観を形成する自己形成としての教育(ビルドゥング)を通じて,教育への情熱と志を育てる読書習慣(最低週2冊以上),研究会主催能力をつける。
- 現代の教育と教師を,広い歴史的社会的視野の中で捉えなおし,民主主義的な社会を作る主体としての認識と行動を学ぶ。教育と教師をめぐる現実の社会的問題に対する目を開く。
自分とは異質な他者に積極的に関わり,自己と他者の固有な世界をすり合わせ,互いの間に新しい意味が生まれるようなクリエイティブな関係性をつくる力の形成を目指す。
- 発達的にながめる力
- 自己をコントロールする力,共感力
学校組織の中で責任を担う教師の仕事を知り,実習へ向けて課題意識を鮮明にする。
■生徒・進路指導論,特別活動論,教育相談の理論と方法
⇒他者のアイデンティティ形成を助け,援助的に関わる視点を養う。
- 教育実習に向けて,社会的組織としての学校を理解する。
■教育課程論,教育の方法と技術,総合的な学習の時間の指導法
- 学校現場で教師の仕事を体験し,自分の課題を見つける。
C. 教育実習体験を踏まえ,教職課程の全カリキュラムの学修を再確認し,統合する
◆ 上記の全ての授業における教育方法を通じて,経験を言語化する力,読書力,ディスカッション能力,プレゼンテーション能力,場の運営力を鍛える。
※ 上記のカリキュラムの他,中学校の教員免許状取得を希望する者は,前提科目(「特別支援教育概論」)を修得したうえで,介護等体験を行う必要があります。