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ドイツ語

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目次:
・ドイツ語(Deutsch)について
・商学部の学生とドイツ語
・明大商学部のドイツ語教育
・ドイツ語の検定試験
・ドイツ留学の可能性
・ドイツ語圏の魅力あれこれ

ドイツ語(Deutsch)について

 ドイツ語はドイツとオーストリアで使われている他、スイス、リヒテンシュタイン、ルクセンブルクでは公用語のひとつとなっています。さらには、ベルギー東部やフランスのアルザス地方、北イタリアや東欧の各地にも日常的にドイツ語を話す人が大勢います。ヨーロッパのドイツ語人口は約一億人、ロシアを除くと、ヨーロッパのなかでもっとも使用されている言語です。また昨今は、強いドイツ経済を反映して、ヨーロッパでドイツ語を学ぶ人たちが増加しているそうです。
 ドイツ語は英語と、基礎的な語彙が共通するなど、大変似ています。というのも言語学的に見ると、ドイツ語と英語は西ゲルマン語派に属する言語で、いわば「兄弟語」のような関係にあるからです。とはいえ、英語が苦手な人でも大丈夫です!発音は英語よりはるかに簡単、アルファベットといくつかの発音の規則さえ覚えたら、あとはスラスラ読めます。ドイツ語は日本人に発音しやすく、初級者でもドイツ人によく通じます。文法も、規則的なので覚えやすく、学習しやすいです。論理的な言語体系を有しているドイツ語を学ぶことによって、ドイツ人の論理的な思考方法を体感することができるでしょう。
 ドイツ語を母語とする著名人は、グーテンベルク、ベートーヴェン、レントゲン、ニーチェ、アインシュタインなど枚挙にいとまがありません。ドイツと日本は150年以上もの長い交流の歴史があり、日本人はドイツやオーストリアなどのドイツ語圏の国々から、法律、医学、芸術など実にさまざまなことを学んできました。その証拠に、日本語のなかには、アルバイト(Arbeit)やカルテ(Karte)などドイツ語から由来した外来語がかなりたくさんあります。その緊密な関係は現在も続いており、EUを政治的・経済的にも牽引するドイツの言語を学ぶ意義は大きいです。また、ドイツ語は重要な学術言語であり、毎年世界中で出版されている書物の約20パーセントがドイツ語で書かれたものです。インターネットの世界でも、ドイツ語で書かれたウェヴサイトはかなり充実しており、重要な情報源となっています。

商学部の学生とドイツ語



 商学はドイツ語でHandelswissenschaft(ハンデルスヴィッセンシャフト)と言います。Handel(ハンデル)は「商売や商業」を、Wissenschaft(ヴィッセンシャフト)は「学問」を意味します。これら二つの単語が結びついて、Handelswissenschaftとなります。
 商学部の学生にとってドイツ語は大変重要な言語と言えるでしょう。というのも、商学という学問は19世紀末にドイツで誕生し、発展した学問だからです。そのため、ドイツ語ができれば、会計学、経営学、保険学などの専門分野の勉強・研究に大いに役立ちます。
 ヨーロッパ一の経済大国ドイツは、経済的にもEUのなかで大きな役割を果たしています。世界的な大企業だけでなく、多数の優良な中小企業も強いドイツ経済を支えています。伝統的なモノ作りの伝統が活かされているドイツの製品は質が高いことで有名です。自動車のベンツやBMW、万年筆のモンブラン、キッチン用品のツヴィリングなど「メイド・イン・ジャーマニー」のブランドは世界中の人々から信頼されています。まだまだ日本で紹介されていない製品があるにちがいありません。
 一般的にドイツの人々は英語が上手ですが、やはり現地の言葉ができると、またドイツの文化、社会、歴史に精通していると、ビジネス・チャンスがいっそう広がるにちがいありません。ドイツ語を習得して、大学卒業後はドイツ通の、ヨーロッパ通のビジネスパーソンとして活躍してみませんか。金融都市フランクフルト、貿易産業が盛んなハンブルク、保険業の中心地ミュンへンが皆さんをお招きしています!

☆商学の専門の先生方も、ドイツ語の大切さを説いています

明大商学部のドイツ語教育

 明大商学部のドイツ語は充実したカリキュラムによって、きめ細かい指導を行っています。商学部では、1・2年次はそれぞれ2科目が必修科目で、計4科目でドイツ語の基本を習得します。3・4年次は、選択科目でさらに実力を養います。ほとんどの人は大学入学と同時にドイツ語を学習し始めますが、4年間、商学部の段階的なカリキュラムのなかで継続的に学んでいけば、かなりのレベルに到達します。商学部の4年間一貫教育において、勉強や仕事で「使えるドイツ語」の習得を目指しましょう。

    1年                      2年                    3年                4年
   初級ドイツ語 → 中級ドイツ語 → 上級ドイツ語 → 発展ドイツ語
               +
         ド イ ツ 語  プ  ラ  ス  ワ  ン

1年生
 ドイツ語学習の初年の目標は、基礎文法と基礎的な語彙を習得し、簡単な文を読んだり、書いたりすることと、ごく簡単な日常会話ができるようになることです。

 「初級ドイツ語Ⅰ・」(Ⅰ:前期、Ⅱ:後期)においては、日本人の教員から基礎文法を習います。最初から丁寧に説明するので、無理なく学習できますが、授業中に習った文法の規則を理解しているかどうか、家で辞書を引きながら自分で練習問題を解きながら確かめてみることが大切です。
  「初級ドイツ語Ⅲ・Ⅳ」(Ⅲ:前期、Ⅳ:後期)においては、ドイツ人あるいはオーストリア人教員から発音や会話を習います。ドイツ語クラスは全クラス、最初からネイティブの教員のドイツ語に直接触れることを重視しています。ドイツ語を話すことはけっして難しくありません。習った文や表現をどんどん覚えて、コミュニケーション能力も身につけましょう。

*「特別語学クラス(ドイツ語)」:大学入学以前にドイツ語学習の経験がある人(入試の際、ドイツ語問題を選択して入学した人、入学後にドイツ語の教員によりドイツ語能力を認められた人)のために、よりレベルの高い1・2年次のドイツ語授業を他学部と共同で開講しています。商学部の学生がこのクラスで履修する科目は、「特別ドイツ語Ⅰ・Ⅱ」と「特別ドイツ語Ⅲ・Ⅳ」です。該当者は、入学時に商学部事務室に申し出て下さい。

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ドイツ語プラスワン

 ドイツ語をもっと勉強したい、ドイツ語が楽しい、と前期終了時に感じた1年生は、後期から《ドイツ語プラスワン》の授業に参加しましょう。

 《プラスワン》においては、約15名の少人数制クラスで、実践的な外国語能力を養います。また、ドイツ・オーストリア・スイスなどドイツ語圏の社会事情や文化についても学んでいきます。
 選抜テストによって参加を許可された《プラスワン》学生は、1年次後期から2年次後期にかけて《プラスワン》生のための科目、「初級ドイツ語プラスワン」(1年後期)と「中級ドイツ語プラスワン」(2年前期・後期)を3学期連続で履修します。つまり、各学期、必修の2科目にもう1科目を加えて、計3科目を履修しながらドイツ語を学習していきます。
 《プラスワン》対象学生は以下の通りです。いずれかに当てはまる人は、是非《プラスワン》でドイツ語能力をさらに高めましょう!

① ドイツ語圏への長期・短期留学を目指す学生
 在学中に、ドイツやオーストリアに留学したり、短期語学研修を受けたりしてみたいと思っている人は、《プラスワン》でドイツ語力を高めながら、準備をしてください。
② 将来、仕事でドイツ語を使ってみたい学生
 漠然とでも、ビジネスでドイツ語を使ってみたいと思っている人、将来はドイツやオーストリア、スイスなどのドイツ語圏へ赴任して、活躍してみたいと思っている人はいませんか。多数の日本の商社・銀行・メーカー・旅行会社などがデュッセルドルフ、フランクフルト、ミュンヒェンなどの町に支社を置いているので、それはけっして夢ではありません。さあ、商学部の先輩たちに続きましょう!
③ 勉強・研究のためにドイツ語の習得を希望する学生
 商学を勉強する上でドイツ語は大変重要な言語です。言い換えれば、ドイツ語ができると専門の勉強・研究に大いに役立ちます。もちろん、高度なドイツ語能力は一長一短には身につきませんが、学習の初期段階からしっかり基礎固めをしておくことが肝心です。

 その他、ドイツ語圏の社会や文化に興味のある人、ドイツ語が好きな人、ドイツを旅してみたい人も《プラスワン》生になって、ドイツ語を磨きましょう。

*《プラスワン》履修生の募集と選抜試験は、1年前期末に行います。それに先だって、ガイダンスを行いますので、興味のある人は是非参加して下さい。詳細は、商学部のHPと学部掲示板でお知らせする他、授業中にも担当の先生からお話があります。

初習外国語の《プラスワン》

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2年生
 2年目は、1年次に習った基礎的なドイツ語力をいっそう確かにすると同時に読解力を養ったり、語彙を増やしたりします。商学部では次の2科目において学習します。

 「中級ドイツ語Ⅰ・Ⅱ」(Ⅰ:前期、Ⅱ:後期)においては、ドイツの社会や文化についてのテキストを読みながら、読解力を養うことが主眼です。まめに辞書を引きながら、ドイツ語の文章に慣れていきましょう。またこの授業では、受動態、関係代名詞、接続法といった1年次に習得しきれなかった文法項目もしっかり学習し、基礎文法を完全に習得することも目標にしています。

 「中級ドイツ語Ⅲ・Ⅳ」(Ⅲ:前期、Ⅳ:後期)においては、履修者が興味に応じて、5つの異なる内容の授業からひとつを選んで、授業を受けることができます。その5つの授業の内容は以下の通りです。
・「コミュニケーションドイツ語」: ネイティブの教員がさらにドイツ語のコミュニケーション能力を養います。
・「独検対策講座」: 独検3級の合格を目指して、書く・読む・ 聞く・話す練習を行います。
・「時事ドイツ語」: 時事的な内容のテキストを読みながら、読解力を養います。
・「ドイツ文化・地域研究」: グリムの『子供と家庭の童話』を読むなど、ドイツの文化や歴史、社会についてのテキストを講読します。
・「オーストリア文化・地域研究」: エリザベートに関するテキストを読むなど、オーストリアの文化や歴史、社会についてのテキストを講読します。

3・4年生 
 経済活動のグローバル化にともない、ビジネスの現場でますます高度な外国語能力が求められています。国際語としての英語の重要性は言うまでもありませんが、ドイツ語もできると、ビジネスパーソンを目指す商学部生の可能性は必ず大きく広がります。
 「多言語4年間一貫教育」を行っている商学部では、3・4年生もドイツ語学習を継続することができます。1クラスの履修者数を15~20名程度とする選択科目「上級ドイツ語」と「発展ドイツ語」が開講されていますので、積極的に履修してください。「初級」から始まった商学部のドイツ語、さあ「発展」まで制覇しましょう!これからドイツ語学習の醍醐味を味わうことができます。

 「上級ドイツ語」: 「上級ドイツ語」では、履修者の知的好奇心を刺激するような内容の教材を使用して、さらなるドイツ語力の養成を目指します。語彙力を増やすこと、より複雑なことを表現する構文を習得すること、比較的長い文章の読解力を身につけること、さらなる口語表現能力を養うことができます。
 「上級ドイツ語」(半期科目、単位数は1単位でフリーゾーン扱い)は3・4年次配当科目で、履修単位数の制限はありません。「上級ドイツ語」は2クラス開講されており、毎年、両クラスの履修が可能です。「上級ドイツ語」は科目名に「上級」と付いていても、決して恐れることはありません。1・2年次のドイツ語科目の単位を修得していれば問題なく履修できます。

 「発展ドイツ語」: 「発展ドイツ語」は、商学部のドイツ語科目のなかでもっともレベルの高い科目です。これまでの商学部での3年間の学習やドイツ留学で身につけたドイツ語力にさらに高度な運用能力を加味します。実践的なドイツ語能力に磨きをかけましょう。
 「発展ドイツ語」(半期科目、単位数は1単位でフリーゾーン扱い)も3・4年次の配当科目ですが、以下の①~③のいずれかを履修資格としています。
 ① 3年次に「上級ドイツ語」を2単位以上修得した4年生
 ② 留学などによって優れた語学力を身につけた3・4年生(担当教員が履修希望学生のドイツ語力を判定して、履修を許可します。)
 ③ 1・2年次に、ドイツ語の「特別語学クラス」(入学試験の際、ドイツ語を選択した学生やすでに相当のドイツ語力があると認められた学生のために開講されている和泉地区の学部間共通科目)の科目「「特別ドイツ語Ⅰ・Ⅱ」と「特別ドイツ語Ⅲ・Ⅳ」の単位を修得した3・4年生

*学部間共通外国語 (Meiji Language Program)
 明治大学では、11カ国語の「学部間共通外国語科目」が、全学部の学生を対象として開講されています。ドイツ語科目は、「ドイツ語会話Ⅰ~Ⅲ」、「国際理解講座・ドイツ語圏」、「資格ドイツ語」がありますので、さらにドイツ語を勉強したい人は履修して下さい。まずは、新学期に教務課で「学部間共通外国語シラバス」を入手して、初回授業に出てみましょう。
 また夏休みには、例年9月の上旬に10日間、ドイツ語会話の集中講座が行われますので、是非積極的に参加しましょう。

ドイツ語の検定試験

独検(ドイツ語技能検定試験)にトライしよう!

 ドイツ語技能検定、通称「独検」は、ドイツ語学習者が学習の過程で到達度を確認する上で、またドイツ語の実力を証明するための検定試験として役立ちます。商学部では毎年、ドイツ語の検定試験を受験する際の受験料の一部を補助して、受験を促進しています。独検は5級から1級までありますが、1年生は秋に4級の合格が十分可能です。2年生は、春か秋に3級に合格することを目指しましょう。2年生や3年生で2級に挑戦する人もいます。語学学習に終わりはありません。4年になっても、上の級を目指しましょう。検定試験受験は今現在の実力を試してみるだけのこと、失敗を恐れずに気楽にチャレンジしてみましょう。けれども、日頃の学習がものをいうので、地道な学習を習慣づけることが大切です。
 メディアライブラリー(和泉キャンパスはメディア棟1階、駿河台キャンパスは12号館7階)に、独検関連の参考書・問題集、過去の問題が収められていますので、利用しましょう。特に、聞き取りの練習をすることをお勧めします。CDを借り出して練習すればするほど、耳がドイツ語に慣れてきます。

独検online 
「初習外国語・検定試験」受験料補助

ゲーテ・インスティテュートのドイツ語検定試験
 ドイツ語の検定試験は独検だけではありません。ドイツ語にも世界中で通用する検定試験があります。ゲーテ・インスティテュートが主催する語学試験で、レベルに応じていくつかの試験があります。特に留学を目指す人、留学から帰国した人は、ゲーテ・インスティテュートの検定試験にも挑戦してみましょう。

ゲーテ・インスティテュート

ドイツ語圏への留学の可能性

 商学部の学生は、大学からドイツ語を勉強し始めても、留学制度を利用してドイツ語圏へ長期留学や短期のドイツ語研修に積極的に挑戦しています。留学を終えて帰国した学生は皆、語学力を磨いてきただけでなく、色々な面で大きな成長を遂げています。留学先での体験とドイツ語を通じてできた友だちは一生の宝物になるでしょう。
 留学希望者は早期に商学部事務室へ申し出てください。商学部ドイツ語圏留学担当のユタ・コヴァリク先生をはじめとするドイツ語の教員が相談にのります。

長期留学

ブレーメン経済工科大学 ローランド像と市庁舎

*商学部の協定校:ブレーメン州立経済工科大学(Hochschule Bremen)
 商学部の学生は、商学部と協定が結ばれている、北ドイツにあるブレーメン経済工科大学へ、2年次から1年、あるいは半年留学することができます。前期(春)からでも、後期(秋)からでも留学できるので便利です。ドイツ語クラスでドイツ語力を身につけたり、専門の商学や経済に関する授業に出席したりできるのはもちろんのこと、英語で行われるさまざまな授業に出席することもできます。また、ブレーメンには日本語を学んでいる学生がたくさんいるので、お互いに日本語とドイツ語を教え合う「タンデム(Tandem)」が盛んに行われています。彼らもまた、日本への留学や日本と関わりのある職に就くことを目指して、専攻する経済とともに日本語を熱心に学んでいます。というわけで、ブレーメンではドイツ人と友だちになるのは容易です。また、毎年ブレーメンの学生が商学部へ留学してきまので、彼らと明治のキャンパスで交流するチャンスもあります。
 ブレーメン経済工科大学への留学に関心のある人は、下記のサイトによって情報収集をして下さい。商学部の先輩の留学体験記もあります。また、さらに詳しい留学報告ファイルも商学部事務室で閲覧しましょう。

ブレーメン経済工科大学 商学部学生のための交換留学情報 
ブレーメン経済工科大学 

*明治大学の協定校
 明治大学は、世界中の多数の大学と協定を結んで、交換留学生制度を設けて、明治の学生の送り出しと海外からの学生の受け入れを積極的に推進しています。以下の大学は、ドイツ語圏の協定大学です。こちらの大学への留学に興味のある人は、まずは窓口となっている国際教育センターで情報を収集してください。
  ・ドイツ:  フリードリヒ・シラー・イェーナ大学
         ジーゲン大学
  ・オーストリア: ウィーン大学
  ・スイス:  チューリッヒ大学 

 明治大学  国際連携・留学  海外協定校一覧 
短期ドイツ語研修

シェーンブルン宮殿

*ウィーン大学の夏期ドイツ語研修
 明治大学は、毎年8月にウィーン大学で実施されている4週間のドイツ語コースへ学生を派遣しています。説明会と募集要項の公開は毎年4月頃に行われますので、興味のある人は、HPなどで情報をチェックしてください。

明治大学 短期海外語学研修  

 

ブレーメンの音楽隊像

*ブレーメン経済工科大学の夏期講習
 商学部の協定校であるブレーメン経済工科大学でも、夏休みにドイツ語研修を受けることができます。長期留学をするのをためらっている人は、まず8月一月をブレーメンで過ごしてみませんか。商学部で学生を募集・派遣してはいませんが、商学部の学生は個人で申し込みをして参加しています。基礎的なコースもあるので、1年生から参加できます。講習のあと、ドイツ国内の観光をしてもよし、オーストリアへ足を延ばしてもよし、自分で自由に計画を立てることができます。旅行しながら、講習の成果を試してみてはいかがですか。

ブレーメン経済工科大学の国際夏期ドイツ語講習    

ドイツ語圏の魅力あれこれ

 明治大学の学生はよく、夏休みや春休みの長期休暇を利用して、外国へ出かけます。ヨーロッパは大変人気の旅先で、鉄道を使って容易に国境を越えながら、さまざまな国を訪れることができるのが醍醐味です。ヨーロッパのほぼ中心部に位置しているドイツは、若者がリーズナブルに滞在できる宿泊施設「ユースホステル(Jugendherberge)」の発祥の国です。以下に記したベルリン、ハンブルク、ミュンヘンなどの都市から田舎の小さな村まで、それぞれ訪れる価値があります。また、観光国ドイツには、ロマンチック街道、古城街道、メルヘン街道、エリカ街道、ゲーテ街道など魅力的な町や名所をつなぐ街道がいくつもあり、世界中の観光客を惹きつけています。美しい自然と興味深い文化に溢れたドイツを訪ねると、ドイツの人々の温かいもてなしを受けることができるでしょう。ドイツでは英語はよく通じますが、ドイツ語で話をすることができたなら、いっそう思い出深い旅になるでしょう。実際、ドイツ語のみを使ってドイツやオーストリアで観光してきた商学部の学生も少なくありません。このホームページに掲載されている写真には、そうした学生たちが撮った写真がたくさん含まれています。さあ、皆さんも旅をしながら、実践でドイツ語を試してみませんか。

ベルリン

ブランデンブルク門 ドイツ連邦議会議事堂

 若い人に是非訪れてもらいたいのは、ドイツの北東に位置する首都ベルリンです。成長し続ける、活気に満ちた町ベルリンは、1989年秋の壁の崩壊とその一年後のドイツ再統一以降、絶えず変化しているので、いつ訪れても新しい発見があります。ベルリンでは、他のヨーロッパの国々の首都より宿泊施設、食事、娯楽などにかかる費用が少なくてすむため、きっと若者も滞在し安いでしょう。そのため、若い芸術家も多数、世界中からベルリンに移り住み、町に漂う創造的な雰囲気から刺激を受けながら活動しています。今や人口350万人のベルリンはヨーロッパにおける、ストリート・アート、デザイン、ストリート・ファッション、音楽、映画の中心地です。また、ベルリンのクラブ・シーンもヨーロッパ人の人気の的です。
 ベルリンの比類ない魅力は、町の至る所にベルリン特有の歴史の痕跡を見出すことができるところにあります。ここは昔も今も世界史の舞台です。そのために、肯定的な面だけでなく、悲惨な傷跡もはっきりと目にするでしょう。ヨーロッパの文化と歴史に興味を抱いている人は是非ベルリンを訪れてください。たった数日の滞在だとしても、新たな印象をたくさん携えて帰路につくことでしょう。

 

ハンブルク

海沿いにある倉庫街 港町ハンブルクの市庁舎

 ハンブルクといえば、やはり港や運河の町といえるでしょう。ドイツ北部に位置するハンブルクは、中世以来、商業と交易で栄え、ハンザ同盟の自由都市として有名です。海に囲まれた日本に住む私たちにとって、港といえば海に面した港をイメージしますが、ハンブルク港はエルベ川沿いの「海港」、つまり航海船が出入りできる港です。1189年の開港以来、すでに820年以上の歴史を刻んでおり、今日ではドイツ最大の港、ヨーロッパではロッテルダムに次いで二番目に大きな港です。港を見渡すことのできる展望デッキ、エルベ川の河床下を通っている旧エルベ・トンネル(Alter Elbtunnel)や、貨物が水路から直接荷揚げされ、保管される水上のビル群「倉庫街(Speicherstadt)」などは、遠い世界とのつながりを感じられる港特有の雰囲気にあふれた観光名所でもあります。
 ドイツ第二位の大都市であるハンブルクですが、その人口は180万人ほどです。アルスター湖、川、運河など、街中のあちこちに美しい水辺が保全されており、多種多様な水鳥が戯れています。市民は休日にそうした緑地帯を散歩し、日常の疲れを癒しています。

ペーター教会の塔からの眺望

 ドイツ南部に位置するバイエルン州の州都ミュンへンは、200年以上も続いている世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」で有名ですが、ビール好きだけでなく、世界中の人を惹きつけています。町の中心にあるマリエン広場(Marienplatz)に、新市庁舎に設えられた仕掛け時計の人形が動き出す時刻になると、外国人観光客が大勢集まってきて、各々の言語で感嘆の声を挙げています。
 ミュンヘンの人々は、世界を股にかけるビジネスマンが、自分たちの町を世界でもっとも住みよい町の一つに選んだことを誇らしく思っています。都市と呼ぶには素朴な雰囲気の町には、豊かさと居心地の良さが満ち溢れています。文字通り、BMWやジーメンス(Siemens)といった世界的な大企業が人口138万人の町に経済的豊かさをもたらしていますが、余暇を楽しむことのできる色々な施設と一年を通じて行われる伝統行事がここで生活する人々に精神的な余裕を与えています。ミュンへン人のオアシスはなんといっても英国庭園(Englischer Garten)、のんびり散歩するのに適した広大な公園で、夏にはビアガーデンがオープンし、冬にはクリスマス市(Weihnachtsmarkt)が立ちます。ミュンヘンはまた、芸術・文化の町としても大変有名です。ピナコテーク(Pinakothek)という名を冠した三つの美術館では、日曜日にはたった1ユーロで世界的な名画を堪能できます。コンサートやオペラ、演劇も生活のなかに根付いており、気軽に一流のプログラムを楽しむことができます。他方、スポーツファンは、近代的なスタジアムのアリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)でサッカーを観戦したり、オリンピック公園(Olympiapark)で水泳やジョギングなどのスポーツを楽しんだりしています。週末に郊外に繰り出せば、湖やドイツアルプスの山々が美しい豊かな自然のなかで、ハイキングやサイクリング、スキーを楽しむことができます。
 

音楽の国ドイツ

バイエルン州立歌劇場 モーツァルトの生誕地、ザルツブルク

 ドイツは、アメリカ合衆国と日本に次ぐ世界第三位の音楽マーケットを持っています。音楽の国としての名声を支えているのは、昔も今もBachや Beethoven、Brahms や Wagnerなどの大作曲家たちの名前です。毎晩、ドイツの至る所で、一流のコンサートやオペラが上演されています。世界中の音楽ファンが、そうしたコンサートやドイツで開催される無数の音楽フェスティバルを目当てに、ドイツを訪れます。日本に比べると、はるかに手軽にクラッシック音楽を日常的に楽しむことができます。また、音楽家を目指す世界中の若者がドイツの音楽大学で学んでいます。一方、ドイツ人の音楽愛好家もたくさんいます。余暇に楽器を演奏したり、合唱団で歌ったりするドイツ人の数は実に700万人にも上ります。
 もちろん、人気があるのはクラシック音楽ばかりではありません。ドイツ語の歌詞で歌うHerbert Grönemeyer、Udo Lindenberg 、Nenaなどのポップシンガーたちも長年成功をおさめてきましたし、最近ではRosenstolz、Silbermondや Wir sind Heldenなどのポップスバンドも大変な人気です。また、パンクロックバンドのDie Toten Hosenや Die Ärzte、さらには1965年に結成されたハードロックバンドのScorpionsやティーンエイジャーグループの Tokio Hotel などもドイツのスーパースターのカテゴリーに含まれています。加えて、その芸術的で深みのある歌詞によって人気のXavier Naidooやソウル、ラップ、ヒップホップ路線をめざすDie Fantastischen Vierの存在も忘れることはできません。それから「テクノ音楽のゴッドファーザー」と呼ばれるSven VäthやPaul van Dykの二人はドイツのクラブ・シーンを代表するトップスターです。このようにドイツのポップスやロックシーンも多彩です。興味がある人は、これらのミュージシャンの名前をインターネットで調べたり、曲を聞いて楽しんだりして下さい。
スポーツ大国ドイツ

 ドイツの人口は現在8200万でヨーロッパ諸国のなかで最多数を誇っています。人口の多さに比例して、ドイツでは余暇活動として熱心にスポーツをする人も少なくありません。ドイツのスポーツ活動の特徴は、民間クラブに属する競技者が特に多いことです。現在、何らかのスポーツクラブに所属するプレーヤーは約2700万人と言われています。ところで、ドイツで最も競技者人口が多いスポーツクラブはどのクラブでしょうか?そう、それはもちろんドイツでもっとも人気のあるスポーツ、サッカー(Fußball)クラブです。クラブ加盟人口は670万人に上ります。それに次ぐのが19世紀に富国強兵策の一環として奨励された体操競技(Turnen)で、体操クラブ加盟者は490万人もいます。意外ですか?その他、ハンドボール(Handball)、バスケットボール(Basketball)、アイスホッケー(Eishockey)、フィールドホッケー(Feldhockey)、テニス(Tennis)などの球技系のスポーツはおしなべて人気競技です。球技以外にも、水泳(Schwimmen)、陸上競技(Leichtathletik) 、自転車競技(Radsport)、乗馬(Reiten)、柔道(Judo)、ボート競技(Rudern)、スキー(Ski)などの人気も根強く、こうした種目でドイツ選手がオリンピック・メダルを獲得している場面をよく目にしますね。もちろん万人向けではありませんが、最近はシューマッハーやフェッテルという有名選手の活躍もあって、F1(Formel 1)に対するドイツ国民の関心も高くなってきています。
 さて、ドイツ人が大好きなサッカーの人気を支えているのがドイツ連邦リーグ(ブンデスリーガ:Bundesliga)です。多くの日本人選手もブンデスリーガのチームに所属しており、彼らの大活躍は日本でもしょっちゅう報道されていますね。香川真司選手は、ボルシア・ドルトムントで2シーズン、プレーしたのち、2012年秋に英プレミアリーグに移籍しました。現在もなお活躍しているのは、ヴォルフスブルクの長谷部誠選手、ニュルンベルクの清武弘嗣選手、フランクフルトの乾貴士選手、シャルケの内田篤人選手、シュトゥットガルトの岡崎慎司、酒井高徳選手、ハノーファーの酒井宏樹選手、ホッフェンハイムの宇佐美貴史選手、レバークーゼンの細貝萌選手などです。どうしてこれほどまで多くの日本人選手がドイツで活躍しているのでしょうか。ドイツ人選手と共通の勤勉さとドイツ人選手には見られない俊敏なプレーが、日本人選手がドイツで成功する要因となっているようです。

ブンデスリーガ情報は、以下のサイトで日本語や英語でも確認できますので、サッカー・ファンは是非一度チェックしてみて下さい。
ブンデスリーガ情報—公式ウェブサイト(日本語サイトあり)
ボルシア ・ドルトムント—公式ウェブサイト(日本語サイトあり) 
バイエルン・ミュンヘン—公式ウェブサイト(日本語サイトあり)  

ドルトムントのサッカー・スタジアム

ドイツ語履修者に役立つサイト

以下のウェブサイトは、ドイツ語圏に関する情報を収集する際に役立つサイトです。
 東京ドイツ文化センター 
 ドイツの実情 
 ドイツネット
 Young Germany Japan 
 在日ドイツ大使館 
 在日オーストリア大使館 
 在日スイス大使館 

*このウェブサイトに掲載されている写真は明治大学商学部のドイツ語教員、ドイツ語履修の学生と卒業生によって撮影されたものです。無断転載を禁じます。

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