学部長メッセージ

「人を知り 人とつながる力」

文学部長 石川 日出志 明治大学博物館にて 文学部長 石川 日出志 明治大学博物館にて

 明治大学文学部が掲げる教育理念は「充分な専門知識を身につけた幅広い教養人の育成」です。本学部には、文学科、史学地理学科、心理社会学科の3つの学科が置かれ、13の専攻から構成されています。一般に文学部というと、いわゆる「文学系」だけがイメージされやすいのですが、多様な専攻を有する明治大学文学部は、とりわけ学ぶ対象の幅が広いといえるでしょう。
   

「“生きた哲学”を、自らつくり出す知力を獲得する」

 文学部で学ぶ内容は多岐にわたりますが、その目的をひと言で表現すると「“生きた哲学”を、自らつくり出す知力を獲得する」ことにあります。文学作品や演劇、外国語などを介して他者から学ぶ文学科、過去から現在に至るまでの人間の営みを究める史学地理学科、人間を内面と社会の両面から考える心理社会学科。それぞれの分野でアプローチこそ異なるものの、生涯にわたって日々対面するさまざまな人や社会と向き合い、学びあう知力を獲得するのが文学部です。

「人間とは何か」

 「戦争の世紀」と言われた20世紀が終わりをつげ、21世紀を迎えても、世界では紛争が絶えません。その背景にあるのは、「自分とは異なる価値観に対する敬意の欠如」ではないでしょうか。現代社会においては、国籍、文化、宗教、ライフスタイルなど、さまざまな背景からなる個々人や集団の考え方・価値観は、じつに多様です。多様な価値観が同居する世界で他者と共存していくためには、他者の主張に耳を傾けながら、自らの立場や考え方を冷静に主張できる資質が不可欠です。その意味で、多角的な側面から「人間とは何か」を学ぶ文学部は、まさに時代の要請に応える学問の場と言えるでしょう。

「人間を理解する力を磨こう!」

 明治大学文学部では、学生の「学びたい」という意欲に応えるため、充実したカリキュラムや設備を整えています。さらに駿河台・和泉キャンパスの周りには、劇場、美術館、博物館をはじめ、さまざまな文化施設が存在しています。常に新しい何かが起きている場所、常に新しい知や創造や可能性が生まれている場所にキャンパスが位置していることも、本大学の特長と言えるでしょう。学びの場は教室だけにとどまりません。学生の皆さんは、こうした環境を最大限に活用して、人間を理解する力を磨いてください。
 明治大学文学部での確かな学びを通じて、時代の波に翻弄されることなく、確かな視点から人間の本質を理解できる人材に育ってほしいと思います。そして社会で活躍して下さい。
 

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