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取得可能資格

資格取得という進路選択

「就職難」が叫ばれる中、「大卒というだけではなく、何か専門的な資格を在学中に取得しておきたい」という気持ちは当然のこと。在学中の目標というだけではなく、将来の大きな財産ともなるでしょう。
文学部では、「教員」、「社会教育主事」、「学芸員」、「司書」、「司書教諭」の資格取得が可能となっています。
学校や公民館、博物館・図書館などでの仕事は、人々の学びを支え、地域の人々のかかわりを深める営みです。たとえば民間教育産業などに就こうとする時も、資格を持っていることは強みになります。「生涯学習の時代」だからこそ、こうした資格はいよいよ活きてくると言えるでしょう。 

教員免許状

文学部では中学校と高等学校の教員免許状を取得することができます。文学部は明治大学の中で教員免許取得者の数が一番多い学部で、例年、約200人が取得しています。学校教師の仕事は希望者が大変多く、採用試験は厳しい状況ですが、本気で教師を目指して準備した学生たちから、毎年、確実に教職に就く人たちが続いています。現在、全国の学校で5,000人をこえる明治大学卒業生が教師として活躍しています。 
<取得条件>
各学科・専攻ごとに定められた科目を履修することで、卒業と同時に教育職員免許状取得の資格を得ます。 
学科・専攻 中学校教諭一種免許状 高等学校教諭一種免許状
日本文学・演劇学・文芸メディア専攻 国語 国語
英米文学専攻 英語 英語
ドイツ文学専攻 ドイツ語 ドイツ語
フランス文学専攻 フランス語 フランス語
史学地理学科の各専攻 社会 地理歴史・公民
心理社会学科 社会 公民

学芸員

博物館、美術館、資料館など、さまざまな博物館事業に携わる専門職員。明治大学では、資格取得した先輩が3,000人以上います。そのうち600余名が博物館やその関連施設で活躍しています。博物館とは、歴史、民族、自然科学等に関する資料を収集し、保管し、展示して教育的配慮の下に多くの人々の利用に提供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に役立つために必要な仕事を行い、あわせてこれらの資料に関する調査研究をすることを目的とする機関です。現在日本には約4000館の博物館があり、そこを活躍の場としています。 
<取得条件>
所定の課程を修了することで、卒業と同時に学芸員養成課程修了書が交付されます。 

社会教育主事課程

社会教育主事は、都道府県と市町村の教育委員会事務局に配属される教育の専門職員で、自治体の社会教育計画の立案、自治体が主催する講座等の企画・運営や、住民の自主的な学習・活動の援助をする仕事です。社会教育とは公民館、社会教育館、青年の家、少年自然の家などでの学習活動、子ども会・PTA・青年団などの団体の活動などをさします。近年では自治体の生涯学習にかかわる部局や、教育委員会以外の所管である児童館や男女共同参画施設等にも活躍の場が広がっています。 
<取得条件>
所定の課程を修了することで、社会教育主事の基礎資格を得ます。 

司書課程

司書は図書館法で定められた専門職ですが、司書課程では、特に公共図書館で働く専門職の養成を主な目的としています。公共図書館は地域の情報拠点として、利用者の多様な情報ニーズを満たすための情報資源を備えています。そこで働く司書は、情報社会のナビゲーターとして、膨大な情報のなかから必要な情報を見つけ出すための知識・技術を備えた専門家として、情報を必要とする利用者を支援する役割を担っています。
司書課程で修得する知識・技術は、公共図書館ばかりではなく、大学図書館など、他の種類の図書館で働くための基礎となります。また、司書課程で学ぶ情報探索・収集の知識・技術は、情報社会において活躍するための基礎的能力として重要なものばかりですから、企業など、図書館以外で働く際にも、役に立つものといえます。 
<修了条件>
所定の科目を修得することで、卒業と同時に修了することができます。 

司書教諭課程

司書教諭は学校図書館を通して生徒の主体的・積極的な学習活動、読書活動を支援する専門職であり、教員免許状を基礎資格とします。
近年、学校図書館は、学習活動に不可欠な情報資料の提供、情報の探索・収集・評価といった情報リテラシー能力育成の場であると同時に、読書環境を整え、読書活動を支援する役割も担っています。司書教諭はこうした学校図書館の活動を展開し、生徒の生きる力を身につける上で重要な確かな学力と豊かな人間性の育成に貢献する重要な責務を担っています。 
<修了条件>
教員免許状を取得するとともに、所定の科目を修得することで、卒業と同時に修了することができます。