哲学専攻

来たれ哲学専攻へ

「人はそれと知らずに哲学している」といいます。「哲学しないことも哲学することである」という人もいます。みなさんも物心ついて以来、自分とは誰なのか、他人とは誰なのか、生きるとは、死ぬとはどういうことかとしばしば自問し、夜空を眺めては宇宙の果てはどうなっているのか、宇宙はどうできたのかを考え、人と交際しては喜びや悲しみや憎しみや羨望を覚え、動物や植物と接して生命の何たるかに思いを馳せ、様々な光景や音響に感動と不快を感じてきたことでしょう。私たちは思考するのをやめることができません。けれども、思考しなければならないことを未だ思考していないのかもしれません。悲惨極まりない出来事も胸躍るような出来事も、小さな事象も大きな事象も、みなさんにサインを送っています。それに応答し、未だ踏みしだかれていない小道を見出すことは決して容易ではありません。多様な言語を学び、古今東西の名著を読み、思考の機構を見つめ直し、感性を磨き、情念の感度を維持し、悩みの悪循環を愉楽とフモール(humor)に変換する術を身につけねばなりません。来たれ哲学新専攻へ。共にそのような場所を築こうではありませんか。

哲学専攻の特色

明治大学文学部の哲学専攻は、現代の問題を、実践的に、多角的に扱うことを目指しています。古代から蓄積されてきた先人たちの英知を学ぶことはもちろん必要ですが、それは「現代の問題」に結びついてこそ生きた知識となります。そして、問題となる事象を深く知るために、文献・資料を読むと同時に、現場に出かけたり、人に会って話を聴いたりする「実践」を大切にします。とりわけ、「哲学プラクティス」という授業でその技法を学びます。さらに、自分の思考を鍛えるべく、西洋哲学だけではなく、日本や中国も視野に入れ、また心理学や社会学の成果を取り入れながら、さまざまな思索のかたちを「多角的に」学んでいきます。

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