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映像資料活用による学際的アプローチの醸成プログラム

 教養デザイン研究科では、開設2年目に当たる2009年度に新しい教育プログラムとして「映像資料活用による学際的アプローチの醸成プログラム(略称、映像資料プログラム)」を導入しました。
 この教育プログラムは2つの内容から成り立っています。まず、ドキュメンタリーフィルムやテレビで上映された映像資料の鑑賞をします。次に鑑賞後、当該作品の監督・プロデューサー等「制作者」を大学に招聘し、制作者側と視聴者側の直接的な対話を行います。
 この映像資料プログラムの第1の目的は、学生たちの知的関心の幅を広げ、彼らの感性と知的関心を「揺さぶること」です。特に自分が所属する研究領域が直接扱わない問題—例えば、倫理・哲学・宗教領域研究コースの学生に実際の環境問題や核兵器問題について—にも関心を持ち、別の視点からそれらの問題にアプローチを試みる視点—複眼的視点—と分析力を醸成することを目的としています。
 その場で、プロデューサーや監督など当該作品を制作した側から作品の背景や制作意図などについて解説を受け、学生たちと意見交換を行います。この目的は、作品のテーマすなわち当該社会問題への理解を深めることに加え、見る側、作る側の意図や視点のすれ違いを埋め、複眼的な思考や視点のおもしろさを実感することです。

2016年度「映像資料活用による学際的アプローチの醸成プログラム」一覧

第1回
日 時 2016年6月16日(木)16:20~19:00  終了しました
テーマ・映像タイトル 延安の娘
講 師 池谷 薫
映画監督
コーディネーター 森永由紀教授
会 場 和泉キャンパス 和泉図書館ホール
第2回
日 時  2016年7月2日(土)13:00~17:30
テーマ・映像タイトル ルイズその旅立ち
講 師 千原 卓司
イメージ・ブレーン代表者
コーディネーター 山泉 進教授
会 場 和泉キャンパス 第一校舎303教室
明治大学大学院