フィールド先端農学研究室(伊藤善一専任講師)が伊勢神宮(内宮)に今年2度目となる紫根を奉納しました
2026年09月28日
明治大学 農学部事務室
写真1 内宮への入口、宇治橋の大鳥居前にて
写真2 内宮神楽殿前にて
写真3 内宮御正宮前にて
写真4 奉納用紫根調製作業の様子
写真5 奉納用紫根(20 kg)
フィールド先端農学研究室(黒川農場)では、ムラサキの栽培と紫根染に関する研究を行っております。
2026 年 9 月 2 日に、ムラサキ研究を担当している研究室の学生達と共に、日々の感謝の気持ちを込めて、伊勢の神宮に今年 2 回目となる紫根の奉納をいたしました。当日は、御神楽奉納と御垣内での特別参拝もさせていただき、厳かな空気の中で無事に大役を果たすことができました。
再びこの聖地へ奉納することができましたのは、ひとえに皆様の日頃からの温かいご支援、ご指導のおかげです。心より感謝申し上げます。学生達にとっても、日本の伝統文化に深く触れる大変貴重な経験となりました。この貴重な経験を糧に、次世代へ大切な文化を繋ぐべく、フィールド先端農学研究室では、高品質かつ安定的な紫根の生産技術を確立し、継続的に伊勢の神宮へ奉納できますよう、研究室一同、より一層励んでまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(農学部・伊藤善一専任講師)
【ムラサキについて】
ムラサキ(Lithospermum erythrorhizon Sieb. et Zucc.)は、ムラサキ科の多年生草本であり、我が国では環境省第 5 次レッドリスト(2025)において絶滅危惧 IB 類(EN)に指定されている大変希少な植物です。
【紫根について】
ムラサキの乾燥根は、「紫根」と呼ばれ、根にはナフトキノン系赤色色素であるシコニンおよびシコニン誘導体を含むことから、古来より極めて重要な紫色の染料として「紫根染」に利用されています。染料としてだけではなく、生薬としても大変重要な紫根ですが、ムラサキは栽培が非常に難しく、国内での紫根の生産量は極めて少ないのが現状です。
【明治大学のスクールカラー「紫紺」について】
明治大学は、1915 年に校旗を制定するにあたり、大学の更なる発展を願い、冠位十二階の最高位の色「深紫(こきむらさき)」を採用しました。「紫根」で染められたこの色が時代とともに「紫紺」と称され、スクールカラーとなった歴史があります。

