2026年02月03日
フィールド先端農学研究室(伊藤善一専任講師)が伊勢神宮(内宮)に紫根を奉納しました
2026年02月12日
明治大学 農学部事務室
写真1 内宮への入口、宇治橋の大鳥居前にて
写真2 内宮神楽殿前にて
写真3 奉納用乾燥紫根の調製の様子
写真4 奉納用乾燥紫根10 kg
写真5 ムラサキの花(2025年7月21日撮影)
写真6 収穫直後の紫根(2025年12月17日撮影)
写真7 内宮御正宮前にて
フィールド先端農学研究室(黒川農場)では、ムラサキと紫根染に関する研究を行っております。
2022年の研究開始から4年、ようやく高品質な紫根を生産する方法が明らかになってきました。今回、ムラサキ研究を担当した学生達と、研究用ムラサキ栽培にご協力いただいている皆様とともに、日々の感謝の気持ちを込めて、伊勢神宮の内宮神楽殿に10 kgの乾燥紫根を奉納いたしました。御神楽奉納と御垣内参拝(特別参拝)の機会を賜り、大変貴重な経験となりました。
伊勢神宮に紫根を奉納するという大変ありがたい機会をいただけたのも、ムラサキと紫根染の研究について、ご指導、ご協力をいただいている皆様のおかげであり、心より感謝申し上げます。
フィールド先端農学研究室では、国産紫根の高品質かつ安定的な生産技術を確立し、更に高品質な紫根を生産し、継続的に伊勢神宮へ奉納できるよう、今後もムラサキと紫根染の研究に努めて参ります。 (農学部・伊藤善一専任講師)
【ムラサキについて】
ムラサキ(Lithospermum erythrorhizon Sieb. et Zucc.)は、ムラサキ科の多年生草本であり、我が国では環境省第5次レッドリスト(2025)において絶滅危惧IB類(EN)に指定されている大変希少な植物です。
【紫根について】
ムラサキの乾燥根は、「紫根」と呼ばれ、根にはナフトキノン系赤色色素であるシコニンおよびシコニン誘導体を含むことから、古来より極めて重要な紫色の染料として「紫根染」に利用されています。染料としてだけではなく、生薬としても大変重要な紫根ですが、ムラサキは栽培が非常に難しく、国内での生産は極めて少ないのが現状です。
【明治大学のスクールカラー「紫紺」について】
明治大学のスクールカラーである「紫紺」は、1915年に校旗を制定するにあたり、冠位十二階で最高位の色として位置付けられておりました、この紫根によって染められる「深紫(こきむらさき)」が採用されたことに始まります。その色が時代とともに「紫紺」と称されるようになりました。

