まだ春遠い雪の残る白い秋田から、桜満開の武道館での入学式。大きな期待と不安を胸に、応援団による場内に響き渡る校歌斉唱に、鳥肌が起ったのを今でも鮮明に思い出されます。
　
　あれから４年、我が子も学生生活を終え、新社会人として第一歩を踏み出そうとしております。
　
　学内での授業・サークル活動・ゼミナールや、学外でのアルバイト・芸能プロダクション応募・文筆塾・海外旅行等々、学業やその他において明治大学の文化をある程度体得したものと思われます。これからは諸先輩方が築き上げた明治マインドを継承し、自己責任の全うできる一社会人になることを願って止みません。
　
　あの入学式の興奮がまだ冷め止まぬ内に、県父母会総会の案内が届き、躊躇せず申し込みをしていました。それ以来父母会にお世話になり、さまざまな出会いが、大きな財産となっております。
　
　とりわけ２００５年度東北地区協議会が秋田開催となり、納谷学長自ら二日間フルタイムで同席いただきました。知的大組織のトップであれば縦割り社会の最たるものと思っておりましたが、威圧することなく、ひたむきに将来の社会要請に応えるべく大学のあり方・それを具現化するための方策および意識改革への熱い思いに直に触れ、我が子明治で間違いなかったと感謝しております。
　
　最後に、学校関係者の皆様に感謝を申し上げますとともに、明治大学のさらなるご発展をお祈り申し上げます。