Go Forward

マネジメントコース

現実を見る眼を養おう!

概要

 現代の資本主義社会において企業が果たしている役割は非常に大きなものです。企業活動が行われなければ、我々の日常生活そのものが成り立たないと言っても過言ではありません。
 マネジメントコースでは、この企業活動のありようについて多方面から学びます。
 国際化・情報化の波が押し寄せる今日のような移り変わりの激しい世の中で、企業は顧客のニーズに的確に対応し、持続的に高い業績を上げていく必要があります。そのために企業は、戦略を策定し、組織を作り、必要な資源(ヒト、モノ、カネ)を調達・管理し、何よりも社会とのよりよい関係を築き上げていかなくてはなりません。近年注目が著しい自然環境問題とも企業活動は密接な関係を持っています。
 このコースでは、現代の企業の中で行われているさまざまな経営活動についての基礎から実践に至る体系的かつ包括的な知識の提供と同時に、複雑な社会を自分なりに見る視点、それぞれが社会を見るための個性を持った、いわば「メガネ」を手に入れられるよう手助けをします。それにより、自らの頭で考え、行動する意思を持った自立した企業人および起業家を育成することを教育目標としています。

ねらい

 企業活動が行われなければ私達の生活は成りたちません。スマートフォン、着飾るための洋服、携帯型音楽プレーヤー、パソコン、自動車・・・、挙げればきりがないですが、それら全ての製品は企業によって開発・生産され、私達の手元に届けられています。ところが,企業の中でいったいどのような活動が実際に行われているかについてはよく分かっていないというのが現状でしょう。このコースの目標は、そうした企業経営・企業行動のありようについて理論的・実証的に学び、将来企業や社会において中枢的な役割を担う人材を育成することです。

特徴

 現代社会の企業経営の実態について正しく理解するうえで必要となる体系的な知識を得ることができます。そのために、経営戦略論・経営哲学・生産管理論・経営労務論・労使関係論・情報管理論といった基礎科目と同時に、経営情報システム論・国際経営論のような現代的なテーマを扱う講義も設置されています。

履修者への助言

 『もしドラ』の愛称で知られる小説『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら』が以前ベストセラーになったことがありました。このことからも分かるように、マネジメント(経営学)というのは、我々の生活から決して遠くかけ離れた存在ではありません。日頃から、企業や企業経営の問題を身近なものとして捉える癖をつけるようにしてください。

育てたい能力

 経営学というのは、企業経営のノウハウを学ぶことだけがその目的ではありません。このコースでは、企業経営について学ぶプロセスを通じて、複雑に入り組んだ世の中の情報を自分なりに咀嚼する力、つまり「自分の頭で考えることのできる力」を持った人間を育てます。

基幹科目

経営戦略論 生産管理論 情報管理論 経営情報システム論 経営労務論 労使関係論 産業心理学 経営哲学 経営倫理 日本経営史 国際経営論 ベンチャービジネス論 クリエイティブ・マーケティング論 企業と倫理 保険リスクマネジメント論 ファッション・ビジネス論 企業評価論 外国専門書講読