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アカウンティングコース

世界標準で働くなら、アカウンティングコース

概要

 “アカウンティング(Accounting)”の意味は、「会計」です。これは “ビジネスの言語 ”ともいわれ、世界規模での統合が進んでいます。
 2005年には、EU諸国およびオーストラリアにおいて国際会計基準(現在は国際財務報告基準)とよばれる単一の基準が導入され、2009年には、国際会計と米国会計基準の差異が取り除かれました。
 もちろん日本でも、現在、国際会計基準を導入した企業は274社に増えて、全上場企業の時価総額に占める割合が47%以上となっています。このように、会計を学ぶことは、世界で通用するスキルを磨くことを意味するのです。
 本コースは、世界の投資家にビジネスを伝える「アカウンティング」を多面的に分析できる知識を修得することを目的とし、これまでに圧倒的多数の職業会計人(公認会計士、税理士)や企業を支える経理のスペシャリストを輩出してきた伝統と実績を有しています。
 また、大学院教育とも密接な連携をとりつつ、時代の要請に応えられる有為な人材の育成を目指しています。

ねらい

 コースの名称“アカウンティング(Accounting)”の意味は、「会計」です。“アカウンティング”は“ビジネスの言語”ともいわれ、世界の共通語となっています。その内容は、「会計を知らなければビジネスや広報活動はできない」ということです。ビジネスの結果は、会計によって初めて目に見える形式となり、業績評価や経営計画にも用いられます。本コースでは、ビジネスを伝える「会計」(アカウンティング)を多面的に分析・活用する知識を習得させ、会計プロフェション(会計専門職)、経営者などビジネス・リーダー、財務・経理・税務・広報担当者の養成を目指しています。
 違う企業であっても、共通の「アカウンティング」の知識があれば、今までと同じように働くこともできます。業種による違いは、授業や実務を通じて理解することになります。

特徴

 1・2年次に、「簿記学A・B」や「会計学総論A・B」、「会計特殊講義A・B」を履修している方がいると思います。こうした講義科目は、“アカウンティング・ワールド”を切り開くためには必須の道具ですが、十分とはいえません。“アカウンティング・ワールド”では国際化が進み、会計上のルールは、簿記学とは異なる世界へと進化しています。特に、金融危機などへの対応や企業の戦略決定において、経理財務・経営管理に関心が高まり、会計に占める比重も大きいです。本コースのカリキュラムは、全体として、会計プロフェション(公認会計士や税理士など)になるための各種試験にも対応した構成となっていますが、会計が企業の違いを超えて、利用し伝える技術であることを忘れないで下さい

履修者への助言

 会計を切り口に、ファイナンスやマネジメント、マーケティングのうちで関連する科目を学ぶこともおすすめです。他分野の関連する科目の履修を通じて、簿記学のリアルな感覚を理解することができます。アカウンティングコースの基幹科目には、ファイナンス関連の科目も含まれています。

育てたい能力

 “アカウンティング・ワールド”は、ビジネスの結果を投資家に伝える世界です。それ以外に、国内・海外の工場の生産管理を行ったり、業績評価を行うことがあります。また、国内・海外での税務の問題にも対処します。会計を用いて決算内容を伝えるにとどまらない、「仕事ができる能力」を育成します。

科目紹介 ※一部抜粋

財務会計論 A・B(姚 俊 教授)
  財務報告は企業と様々なステークホルダーのコミュニケーションの手段として不可欠です。財務会計論は企業の事例を使って、財務報告の作成や解釈などの原則と実践を学ぶ授業です。また、会計領域の最先端の課題と発展も紹介し、異なるレベルの学生に対して、柔軟な対応を取りながら、アクティブラーニングのツールを活用した新たな授業の方式を模索しています。
意思決定会計論A・B(前田 陽 教授)
  意思決定会計論は「企業の意思決定を、会計情報を用いて有用に行うにはどうすればよいのか?」をテーマとした講義です。企業として、「利益を獲得する」という点を見逃すことはできません。会計では「利益=売上-コスト」と計算され、利益を多く得るには売上を増やすか、コストを引き下げねばなりません。本講義では、このような利益を生み出す多様な管理会計手法を扱っています。

基幹科目

 財務会計論 原価計算論 意思決定会計論 業績管理会計論 監査論 経営分析論 税務会計論 国際会計論 会計情報論 企業評価論 企業法 租税法 コーポレート・ファイナンス 金融取引論 実践会計論