Go Forward

グローバル・ビジネスコース

世界に羽ばたくプロフェッショナルを目指して

概要

 日本の経済が世界経済と密接な関係を保ちながら存在するように、今や企業活動は世界の市場を抜きには考えられません。
 このコースでは、世界と日本との貿易や経済の関係を包括的に研究し、その中で企業の活動や経営を世界的な視野に立って研究します。理論を中心としたサブコースでは、貿易の様々なシステムや制度を知り、世界経済の現状や諸問題を学習することで、世界経済における日本の現状を理解して、将来の見通しを判断する能力を修得します。一方ビジネスを中心としたサブコースでは、日本企業の貿易活動や国際経営活動を幅広く学習すると同時に、異文化間コミュニケーションやビジネス交渉などの企業活動も体系的に理解し、グローバル・ビジネスの場における実践的な能力を養います。
 本コースの目的は、理論、ビジネスの両面からのアプローチを設定することで、将来における日本のグローバル・ビジネスをリードする人材を育成することにあります。

ねらい

 このコースでは、国境を越えて移動するモノ(財)、サービス、資本を研究対象とします。激動する現在の世界の動きに注目し、グローバル経済や国際社会の動向を規定している要因を分析することを目的とします。それと同時に、国際貿易および国際ビジネスにたずさわるために必要な知識を習得し、世界を舞台に活躍できるグローバル人材の養成を目的とします。

特徴

 国際貿易の歴史、貿易の理論、貿易政策(マクロ)および国際マーケティング、貿易商務論、ビジネス英語(ミクロ)の双方から、総合的に貿易論にアプローチします。現在の国際貿易・国際投資環境は目まぐるしく変化し、経済のグローバル化もすすんでいます。このような世界で活躍するためには広い視野と国際社会・各国経済の動向に関する分析力が必要です。グローバル・ビジネスコースではこのような見識を身につけます。

履修者への助言

 現代世界を広く認識し、国際貿易および国際ビジネスに関する実践的、理論的知識を習得してほしい。世界各地の経済や政治や社会の動向に注目し、日常的に関心をもつことが必要です。さらにそれらの関連性をたどっていく習慣を養ってほしい。

育てたい能力

 国際貿易や国際社会が抱える課題や、世界および日本で起きている経済・社会・政治問題に深い関心をもち、持続可能でサステナブルな世界の実現に貢献できる能力を育てたい。グローバル・ビジネスコースの科目群を勉強していけば、日本の問題を世界的視野に立って認識することができ、日常の課題を客観的に評価できるグローバル人材としての能力が自然に養われるでしょう。

科目紹介 ※一部抜粋

世界経済論 A・B(小林 尚朗 教授)
  成長や停滞、豊かさや貧しさなど様々な経済事象は、それが個々の人々、企業、国家に現れるとしても、全体としての世界経済と切り離して考えることはできません。今日の世界経済は、従来の秩序が崩壊に向かう一方で、格差や地球環境問題が限界に達し、国際協調を不可欠なものにしています。本講義では、世界経済の諸課題を理解し、分析と解決のための諸方策を考えます。
国際マーケティング論 A・B(鈴木 仁里 専任講師)
  世界市場で活動する多国籍企業は、変化の激しい事業環境の中で自社製品を開発・販売し、世界の人々の笑顔を創っています。この背景には、様々な国や地域の間の違いを克服し、時にはその違いを活用し、成果に結びつけてきた「多国籍企業の国際マーケティング戦略上の秘策」があります。本授業で、自らが将来、国際マーケターになった場面を想定し、この秘策の修得をともに目指しましょう。

基幹科目

 貿易論 国際マーケティング論 貿易商務論 貿易政策論 ビジネス英語 バーバル・ビジネス英語 国際ビジネス交渉論 北米地域市場論 欧州地域市場論 中南米地域市場論 アジア・太平洋地域市場論 世界経済論 国際経済学 国際金融論 国際交通論 物的流通論 国際経営論