IT 技術革新、e-コマース、ベンチャービジネス、グローバル競争、国際会計基準の導入など、社会経済状況の激変は商学部教育のあり方を厳しく問うています。商学部の学部教育において私たちは、柔軟な対応力を備えた基礎的能力の涵養、および商学の革新的かつ創造的な専門知識と深く幅広い教養とに裏付けられた総合的判断力の育成などが強く求められていると考えます。
本学部ではこうした社会的要請に応えるため、競争力ある自立した社会人を育成することを目的としたゼミナール改革を行い、2006年度入学生から適用します。私たちは、この改革を通じて、商学の専門知識と深い人間理解力とを備えた人材をこれまで以上に輩出できるものと考えます。
商学専門科目と基礎総合科目の2系統のゼミナール(商学専門演習と総合学際演習)を同時履修可能にして、2年次~4年次の3年間、それぞれを深く学びます。『知の融合と創生』のメッセージがもっとも強調されるのは、この改革です。