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グローバルに活躍できるビジネスパーソンの養成を目指して

商学部長  中林 真理子 商学部長  中林 真理子

明治大学商学部は1904年に日本の私立大学初の商科として創設されてから120年近くの伝統を重ねてきました。この間の一貫した教育理念は「学理実際兼通ずる人材の育成」で、学生の主体的な学びの姿勢を促進する仕組みを確立してきました。
 

まず特色として挙げられるのが1学科7コース制です。大学入学時にはテーマを絞らず、12年次に基礎をしっかりと学んだあと、3 年次のコース選択で深く研究したいテーマを決めることができます。自分に必要な学問を選べる自由度の高いコース制で、学問の垣根はなく、選択したコース以外の科目も履修することができます。商学部では商学を「総合的市場科学」と捉えており、マーケティング、金融、会計、経済、経営など幅広い分野の学問を学ぶことができます。

また学生の主体性を尊重する商学部では、さまざまな場面でアクティブラーニングを採り入れています。1年次の春学期から実際の企業の課題に取り組むことができる「ビジネス・インサイト(2022年度まではフューチャースキル講座)」や、地域や企業と連携して社会を学べる「特別テーマ実践科目」といった授業を選択できます。2 年次からはじまるゼミナールでも、幅広い教養を身につけた人材を育成するため「ダブル・コア」を取り入れています。これは商学の専門知識を学べる 「商学専門演習」と、一般的な教養を深める「総合学際演習」のふたつのゼミナールを同時に履修できる制度で、学生のより主体的な学びを可能にします。

一学年1,000人もの学生がいる中で、少人数教育がしっかりと行われていることも商学部の特色のひとつで、ゼミナールだけでなく、少人数の授業形態はいくつもあります。授業ごとに異なる集団の中で学び、多様なバックグラウンドの学生と出会い、時には議論を交わし、とても濃い学びができる学部なのです。

さらに、商学部では2023年度入学者よりカリキュラムを一部変更し、より授業選択の自由度が高まり、留学などの挑戦がしやすくなりました。
 

商学部での多様な学びを通じて、不確実な時代に確かな思考力を身に付けたグローバルに活躍できるビジネスパーソンを養成していきます。