日本武道館での入学式から早や４年、さまざまなことがありましたが、一つ一つが貴重な経験として想いおこされます。
　
　私どもの「明治」との出会いは入学式前、親子で訪れ、子供の人生におけるひとつの節目として気持ちを新たにした和泉キャンパス、そして私の地区父母総会への出席でありました。子供はその後、時を重ねる毎に自身の個性を発展させ、おかげさまで明大の精神を、教育から得た知識と誇りをもって学外まで研究活動の場を広げ、今では他大学との学際的交流を含め地域のまちづくり活動にも参加させていただくまでになりました。また私におきましても父母会を通じて、学長をはじめ大学関係者、校友会そして父母の皆様と交流を深めることができ、大変意義深い経験をさせていただきました。とりわけ、大学からは教育の現状と考え方そして、めざす方向について直接ふれる良い機会になりましたし、このことは子供の学生生活と重ねてみますと、一層その影響と効果を実感する次第です。
　
　一方、父母会活動も各方面の連携によって目に見えない形で学生生活を支えていることも知りました。このように考えますと、明大を大地とする「森」のような教育環境がイメージされます。「明治で人生の基盤をつくり、社会で萌芽させる」。そして、その森はまた人を育て続け、大きく深くなってゆくのでしょう。
　
　最後に４年間直接の学生生活を支えていただいた学部事務室の方々、就職活動においては貴重な情報助言と暖かい励ましをいただいた就職課の皆様には、心より感謝申し上げます。そして明治の森のさらなる発展を心よりお祈り申し上げます。