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明治大学広報
第570号(2006年4月1日発行)
産学連携だより
食と健康に関するアグリビジネスフォーラム
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 明治大学社会連携促進知財本部は、3月8日に駿河台校舎アカデミーコモンにて、「食と健康に関するアグリビジネスフォーラム」を開催しました(写真)。
 
 このフォーラムは、本学が農学関係の学部を持つ都内の私立大学に提唱し、玉川大学、日本大学、東京農業大学との連携により産業界等とのアグリビジネスのマッチングを図ることを目的として今回はじめて開催したものです。当日は食品関連の企業や新たにこの分野に参入を計画している異業種の関係者を中心に200名を越える参加者があり、この分野への関心の高さを窺わせました。
 
 フォーラムはまず、主催者を代表して山元洋明治大学社会連携促進知財本部長から挨拶があり、来賓として佐野太文部科学省研究振興局研究環境・産学連携課長、丸山清明農林水産省農林水産技術会議事務局研究総務官の両名から挨拶がありました。
 基調講演は、メディア等でも著名な東京農業大学の小泉武夫教授が「21世紀はアグリビジネスの時代:食と健康からのアプローチ」と題して、具体的な食品を例に、着眼点を変えてみると至るところにアグリビジネスの可能性があるという趣旨の話を分かりやすく語りました。
 
 プレゼンテーションでは、各大学から寄せられた8つの研究シーズの発表が行われ、本学からは日野常男農学部生命科学科教授による「消化管微生物の活用による動物およびヒトの健康増進ならびに機能性食品の生産」と岩崎直人農学部農学科教授による「健康維持に欠かせない果実の生産性向上」の2テーマの発表を行いました。日野教授は、発癌抑制効果があるといわれている共役リノール酸を多く含む牛肉や牛乳の生産に有効な微生物に関する新たな特許技術について説明。岩崎教授の発表では、果実の生産効率を高めるために収穫時期をコントロールする方法などについて実験結果を踏まえて説明がありました。


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