第571号(2006年5月1日発行)
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「落語は企業経営者の方にお勧め。経営学そのままの噺もあるんですよ」と話すのは『笑点』でもおなじみ、三遊亭小遊三師匠。経営学部出身の校友だ。
大学紛争でキャンパスがロックアウト、新宿でふらりと寄席に入ったのがきっかけで落語に夢中になった。大学2年の時だ。
明大は卒業してからの方が恩恵をこうむっているという。「『おお明治』があるんだよね。初対面の人でも明治と聞くと、妙に親近感を持って意気投合してしまう。でもなぜか不思議と他大学出身の人たちの間ではこういうの、見かけないんだよね」。
時折ボランティア活動でリバティタワー前で献血を呼びかける。「朝だからかもしれないけど、みんな元気がないね。『さすが明大生だね』と地域の人たちに言わせるように、明大通りを誇りを持ってハツラツと歩いてほしいね」とエールを送る。
卓球人としての活躍も著名。らくご卓球クラブに参加し、卓球振興に尽力する。中・高時代は卓球一筋、その腕前は国体レベルだ。5月にはドイツで行われる世界ベテラン卓球選手権大会に出場、元世界チャンピオンとペアを組んで戦う。「メダル、狙いますよ!…相棒がね!(笑)」山梨県出身、59歳。
(広報誌『明治』30号にインタビュー掲載)
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