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明治大学広報
第577号(2006年11月1日発行)
駿風
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 今夏は動物たちに異変が見られた。京都の苅田町では約150匹の野生ザルが奥山から人里に出没。人家・農作物を荒らし、人的被害も出ている。広島の呉市ではイノシシが毎晩出没。全国的にはクマが出没。サル同様に農作物や人への被害も増大している。自然環境の破壊かと思われる。

 サルは奥山の山林開発で人里に、イノシシは耕作放棄地により農地や人家近くに、クマはブナの実の凶作により出没。長雨や台風等による木の実等食糧の不足にも起因する。

 一方、人間社会では「トラ」が出没。社会的責任のある者の「飲酒運転」。人命を尊重せず軽視、自分勝手な理由・行動により、重大事故を起こしている。飲酒マナーの遵守と他人の痛み、思いやりの心を持ちたい。

 大学祭の季節となった。明大祭が11月3日から和泉校舎で、生明祭が11月24日から生田校舎で開催される。明大祭は禁酒であるが、生明祭では慣習により自制を前提に許されている。飲酒する場合も「トラ」を出さぬよう一気飲みなど強要せず、飲酒マナーを守り、実り多い学園祭となるよう心したいものだ。




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