第578号(2006年12月1日発行)
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法務省の司法試験委員会は11月9日、2006年度旧司法試験の最終合格者549人(男性431人、女性118人)を発表した。
今年度から新司法試験を平行して実施したため、合格者数は昨年度1464人より大幅に減少。受験者数3万248人(昨年度3万9428人)に対する合格率は1・81%(同3・71%)だった。平均年齢は29・33歳(同29・03歳)で過去最高を記録した昨年をさらに上回った。大学生(在学生・卒業見込者)は87人で全体の15・8%だった。
旧司法試験は今後合格者を段階的に減らしながら、2011年まで新司法試験と平行して実施される。
明大関係の合格者は18人。新司法試験合格者との合計は61人だった(各大学別の合格者数上位校は別掲)。
また、新司法試験合格者の祝賀会が10月12日、リバティタワーで開催された。対象となったのは、はじめて行われた新司法試験で合格した明大法科大学院修了者43人(本紙第576号参照)。
明大法曹会会長の山本進一・明大名誉教授、納谷廣美学長、長吉泉理事長らが、「社会に期待されるような、明大らしい法曹になってほしい」「みなさんの活躍が後輩に受け継がれる」などのエールを送ると、合格者を代表して堀川裕美さんが挨拶。「明大の名に恥じないよう、立派な法曹になりたい」と力強く決意を述べた。
他大学から明大法科大学院に入学した合格者は、「合格には自習室などのハード面と教授陣のソフト面その両方の質が肝心。両方そろっている大学は多くない。その点で明大法科大学院は申し分のない環境だった」と語った。
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2006年度 旧司法試験合格者数
大学別トップ10
順位 |
大学名 |
合格者数 |
1 |
東京大 |
92 |
2 |
早稲田大 |
85 |
3 |
慶應義塾大 |
57 |
4 |
中央大 |
43 |
4 |
京都大 |
43 |
6 |
明治大 |
18 |
7 |
同志社大 |
17 |
8 |
上智大 |
15 |
9 |
一橋大 |
14 |
9 |
北海道大 |
14 |
2006年度 新旧司法試験合格者数合計
大学別トップ10
順位 |
大学名 |
合格者数
合計 |
1 |
東京大 |
212 |
2 |
中央大 |
174 |
3 |
慶應義塾大 |
161 |
4 |
京都大 |
130 |
5 |
早稲田大 |
97 |
6 |
明治大 |
61 |
7 |
一橋大 |
58 |
8 |
同志社大 |
52 |
9 |
神戸大 |
50 |
10 |
北海道大 |
40 |
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