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明治大学広報
第579号(2007年1月1日発行)
唐十郎氏に明治大学特別功労賞
独自性に富んだ活動で貢献
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  明治大学はこのほど、演劇界で幅広く活躍する唐十郎氏(から・じゅうろう、1962年文学部演劇学専攻卒)に明大特別功労賞を贈ることを決め、その贈呈式および記念行事を11月24日、リバティホールで行なった(同賞と唐氏については本紙第577号掲載)。

 式典は、賞の趣旨と唐氏の功績の紹介に続き、特別功労賞の授与が行われ、長吉泉理事長から証書とメダルが贈られた。

 納谷廣美学長は挨拶で「唐氏は明大の建学の精神『権利自由』『独立自治』を演劇の舞台で自ら実践、新しい分野を開拓し、後輩を育てた。私たちの誇りである」と述べ、「私たちも負けないように後輩を育てたい」と決意を語った。

 謝辞に立った唐氏は学生時代の思い出とともに、「今回の受賞にともない明大界隈を歩いたら、過去と現在の時間が入り乱れてとてもスリリング。とてもうれしくて、証書を受ける手が震えた。この賞を喜んでいただきましたっ!」と感激。満員の場内は大きな拍手と喝采に沸いた。

 式典に続き、かつて唐氏が主宰した劇団・状況劇場に在籍していた俳優の佐野史郎氏を聞き手に記念対談。紅テントを携え日本各地を巡業した思い出や、終戦直後の東京下町で過ごした幼少時代の話、大学時代に出会った個性的で魅力的な教授陣の話などをコラージュ的に紹介。これらの話を通じて、舞台と映像の違いなど演劇論を展開した。

 訪れた人々は「幼少時代の話は、まるで劇を見ているようで面白かった」(文3)「昔は学生も熱かったけれど、ユニークな先生が多かったのですね」(文3)「唐さんの受賞のコメントが最高!いつまでもエネルギーを」(昔からの演劇仲間)など語っていた。


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長吉理事長からメダルを贈られる唐氏
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