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明治大学広報
第579号(2007年1月1日発行)
内定がゴールではない
日清オイリオグループ株式会社 日下 武
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景気回復に伴い、就職活動にも追い風が吹きはじめてきました。みなさんが入学された頃、就職活動をしていた先輩たちと比べて、自分のやりたい仕事や、それを実現できる企業をある程度選べる環境になったと感じているのではないでしょうか。このような環境だからこそ、「楽して就職」ではなく、きっちりと吟味して、自分自身が「納得できる就職」を実現していただきたいと思います。

 現在はさまざまなキャリアビジョンが存在するので、言い切るのは難しいかもしれませんが、就職とは人生の大半を過ごすことになるステージを選ぶことです。もしかすると、みなさんの生涯のパートナーとなる人よりも多くの活動時間を共にするかもしれません。ですから、就職先を選択するということは人生において極めて重要な選択と言えます。

 まずは、情報収集が第一歩となります。IT化が進み、情報を集めるのは簡単になりました。しかし、生の情報を自分の足で稼ぐようにしなければいけません。インターネットを通じて、入手できる情報は誰でも入手できる情報です。企業というのは、モノではありません。人が集まって活動する集団です。企業があれば、企業の数だけ、個性があります。業績などのハード面ばかりでなく、働く人を取り巻くソフト面こそが、重要です。就職活動とは極めてアナログな活動です。事前に情報収集をしっかり行なって、自分自身が活躍できる場があるかをしっかり見極めてください。例えば、チャレンジしてみたい仕事ができ、さらにキャリアアップしていく自分がイメージできるかといったことです。ですから、会社説明会で担当者から説明を受け、質問もせずにそれだけで納得してしまうというのはあり得ません。とことん自分が納得するまで情報を集めましょう。

 内定はゴールではなく、社会人としてのスタートラインに立つことです。スタートしてからの長い道のりに悔いが残らないような活動をしてください。




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