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明治大学広報
第582号(2007年4月1日発行)
論壇
内容豊かで効果的な教育実践のために

−明治大学教育開発・支援センターが指導−

一部教務部長 坂本 恒夫
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 学長方針でかねてより謳われていた「明治大学教育開発・支援センター」が、2007年の3月2日より活動を開始しました。

 本センターは、より内容豊かで充実した教育活動が実践できるように、本学教員に対し組織的・継続的な支援活動を行うためにできたものです。

 初会合では、重点的な施策が話し合われ、その結果4つの部会の設置が決められました。

 4つの部会のひとつは、〈FD専門部会〉です。これは、従来の教員研修(FD)委員会の行なってきた教員研修のための講演会や授業改善のためのアンケートを継続的に実施すると同時に、さらにこれを充実・発展させていこうとするものです。

 2つ目は、〈国際教育プログラム運営部会〉です。これは文系6学部から提案されたもので、学生・院生の国際教育の一層の充実を目的としています。07年度は、2つの基幹科目を中心に学部横断的に国際関係の講義科目を履修できるようになっています。本部会はこのプログラムを推進していくと同時に改善をかさねて、国際人の育成を目指します。

 3つ目は、〈教員評価検討部会〉です。これは、最近話題になっている「教員評価」のあり方について検討するものです。教員が研究・教育に積極的に取り組むためにはどのような評価システムが効果的なものなのか考えます。したがって本年は、他大学の実情や課題について調査することを中心に活動します。

 4つ目は、〈セメスター制度検討部会〉です。これは、現在、各学部で取り組んでいるセメスター制度について導入での問題点を指摘し、よりスムーズかつ効果的に移行するためには、どのような全学的・学部間的調整が必要かを検討しています。特に本年は全学部から提起されている「情報システムの構築」について考えていきます。

 以上の4つが設置された部会ですが、初会合において小生はもうひとつ、5つ目として〈明治大学らしい前向きで個性的な教育プログラムを開発する部会〉を作ってほしいとお願いし、これは次回の会合までの課題になりました。  各部会は本年9月末までに、それぞれの課題に取り組み、総括したうえで、具体案を示すことになっています。

 本年、明治大学は受験生の数が10万人を超え全国で第2位になりました。しかし大学間競争の主戦場は、研究力や就職力に加えて「教育力」です。本センターの始動を契機に、大学の総力を結集して本学のいっそうの教育の質向上に取り組もうとしています。ご協力・ご支援をよろしくお願いします。

(経営学部教授)



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