明治の大砲・佐々木大輔（政経３）。名門日大三高から高校通算40ＨＲのスラッガーとして本学に入学し、１年時からリーグ戦に代打として出場する。だが無安打と結果を残せず２年目に突入。そして迎えた昨春、佐々木の才能が開花する。

　優勝のカギを握る対早大３回戦延長11回、一打逆転の運命の打席に入る。思い切り振り抜いた打球は右中間を抜けタイムリーとなり逆転に成功。それは決勝打となり、明治は勝利した。その適時打を放ったことによって東大戦では５番に大抜擢され、さらに初スタメンでいきなり満塁ＨＲと神宮の観客の度肝を抜いた。そして昨秋からは４番に座り、リーグ１位の４ＨＲ、またベストナインに選ばれるなど結果を残した。

　佐々木の魅力は長打力に加え、昨年春秋通算リーグ１位の打点22に見られる勝負強さ。４番へのこだわりも大きく、「最も期待を背負う打順で、良ければチームから頼りにされ、ダメなら責任を負う打順。そんなプレッシャーを楽しみたい」。

　今季の目標は本学６季ぶりとなる「リーグ戦優勝」。明治の大砲として、３年目のシーズンに挑む。



（ささき・だいすけ　政経３、日大三高出、178ｃｍ　87ｋｇ）




前のページに戻る