明大大学院農学研究科1年の松成ひとみさん(生命科学専攻・発生工学研究室)が、3月10日に開催された「第10回日本異種移植研究会」で優秀発表賞を受賞した。発表演題は「橙色蛍光遺伝子(Kusabira-Orange)導入クローンブタにおける全身性蛍光発現)」。 松成さんは、全身の臓器・組織が橙色の蛍光を発する遺伝子組換えクローンブタを世界ではじめて生産し、この研究について発表した。この成果が移植・再生医学の研究に大いに貢献するものと期待され、今回の発表が評価された。 学会当時、松成さんは学部4年生。「学部生の受賞は非常に珍しく、また農学系ではなく参加者の大半を医学研究者が占めるなかでの受賞。大変価値あることで、このような優秀な学生が本学大学院に進学することは喜ばしい」と長嶋教授は今回の快挙について喜びの声をあげている。 前のページに戻る