有言実行。 安西主将(法4)は努力の男だ。高校時代、全くの無名選手だった。「あいつは、期待以上の成果を上げた」(多賀総監督)。 都大会ベスト8の成績で本学に入学。同期はほとんど全国大会上位者。「だから、負けないと思って練習し続けた」。努力を重ね、実戦で成長を遂げた。ひたむきに練習に取り組んだ結果、3年時にはアジアジュニア選手権大会に出場し、世界進出も果たす。「世界の壁は厚かったけど、もっと強くなりたいと思えるようになった」。 普段は笑顔で部員や友人、多くの人に囲まれる人気者だ。冗談を言い、場を和ませるムードメーカー。だがひとたび練習に入れば誰よりも真剣に取り組む。真剣だからこそ厳しいことも言う。それは“強くなりたいから”、その一心。そしてついに人望、実力どちらも兼ね備えた安西は主将になった。チームを引っ張っていく存在。目標は「もちろん日本一」。努力で日本学生トップクラスまで上り詰めた。だからこそ自信もある。才能でなく、努力。努力の男が日本一の栄冠を得る日は近い。 (あんざい・しんしょう 法4、国学院久我山高出、174cm 97kg) 明大スポーツWEBへ 前のページに戻る