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明治大学広報
第585号(2007年7月1日発行)
2006年度決算について
「青葉闇
(あおばやみ)
財務担当常勤理事 根田 哲雄
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 「青葉闇」は青葉の茂みで昼でも暗いことをいいます(広辞苑)。青葉を茂らせた分だけ樹木の下には光が届かず、昼でも一瞬闇に入ったかと勘違いする情景は夏に相応しい季語です。

 さて、2006年度決算の主な内容は、収入面では「手数料」、「補助金」が予算比で増収となりました。「手数料」は10万人超の志願者の入学検定料増、「補助金」は主に経常費補助金増であります。また、その他に、建設計画の繰り延べ等で基本金が減少し、消費収入の部合計では21億円の増収となっています。

 支出面では、人件費、教育研究費等で12億円改善されましたが、これは、経費節減、調達努力の他に適宜な予算の見直しによるもので、この結果、2006年度消費収支差額の部合計は6億3千万円の収入超過となりました。

 学校法人の予算は、執行時期の特有性から年度の後期に集中しがちです。このためスケジュール、納期の観点から、ややもすれば次年度繰り延べの執行残を招いてしまいます。

 今後は、このような執行時期の確認の他に金額、効果、優先度等からの予算差異分析を十分行い、適宜な予算制度の維持に努めるべく検討を進めていきたいと思います。

 その他、資産面では、硬式野球部の調布グラウンド売却と府中グラウンドの取得に関する土地、建物、構築物の増加および紫紺館建設、建設仮勘定での明治高等学校・中学校の新校舎建設等が計上されています。

 ともあれ、生田校舎の登校路や図書館脇の夏木立が醸し出す、断続的な「青葉闇」から、一陣の風がまばゆい初夏の陽射しと、柔らかな木洩れ陽を交互に織り成すそのキャンパス風情を、この季節楽しみたいものです。



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