誰よりも声を出しムードメーカーとしてチームを率いる廣本遥（商２）。ブロックをものともしない強力なスパイクは、チームを大きく勢いづける。

　そんな廣本は７月７日からモロッコで開催された、世界ジュニア男子（Ｕ─２１）選手権に日本代表として出場した。サブとしての起用だったが世界の舞台で戦った成果は大きい。「いいチームで戦うことができた」と語るように、ハイレベルな選手たちと共に戦えたことは、彼のバレーに対する意識をより強いものとした。今の実力に満足することなく、今後も練習を積み、さらなる高みを目指す。

　９月からはいよいよリーグ戦が始まる。今春はリーグ優勝を果たしたものの１部昇格は叶わなかった。悔しい経験をしたが、彼の目標はやはり「１部昇格」。そのためには一戦一戦を大切にし、部が目指す「拾ってつなぐバレー」がどこまでできるかがカギとなる。　

　世界の舞台で学んだことは多い。春の明治に足りなかった勝利への執念を、いかにチームに伝えられるか。エース廣本の挑戦は秋へと続く。

（ひろもと・よう　商２、崇徳高出、182cm 75kg）

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