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明治大学広報
第595号(2008年5月1日発行)
2008年度入学式を挙行
国際日本学部は第一期生を迎える

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 2008年度明治大学入学式が4月7日、東京・日本武道館で挙行され、学部7064人、大学院987人が新しい生活への期待と緊張を胸に“明大人”の第一歩を踏み出した。今春開設された国際日本学部は324人の第一期生を迎えた。

 当日は時折雨の混じる天候ながら、会場周辺では桜吹雪が舞い、晴れの日を祝福するように華を添えていた。

 先日執り行われた卒業式同様、入学式も今回から午前(法・政経・理工・農・国際日本)、午後(大学院・商・文・経営・情コミ)の2回に分けて開催された。いずれも式典に先立ちグリークラブと混声合唱団、交響楽団による校歌指導や演奏が行われたのち、校友でフリーアナウンサーの神原智己氏の総合司会で開式した。

 納谷廣美学長は告辞で「国際化と高度情報化が加速し社会構造の変革が世界的規模で進む中、『時代の進むべき方向性や価値観』について戸惑うかもしれないが、今こそ若者にとっては夢と大志を抱く時。ぜひさまざまなことに挑戦して」と激励。さらに「他者との『連携』『共存』を基本に据え、世界的な視野で自らの人生目標、役割・使命を見出し、その実現に向けて明大で多くのことを学んでほしい。自らの『学問』を完成させ、世界を舞台に活躍してほしい」と期待を語った。

 続いて長堀守弘理事長が祝辞に立ち、まず「我らが明治大学へようこそ」と呼びかけ、「これからの4年間は人生で重要な4年間。人格の陶冶と教養を身に付け、主体的に貪欲な姿勢で学び、濃密に過ごしほしい。考え過ぎて行動を起さず後悔するより、挑戦して反省する方がいい。明大生ならば『前へ』の精神で」と激励し、そのための環境を「全学を挙げて作り上げる」と約束した。

池田さん(政経)、木實さん(商)が宣誓
 新入生を代表して午前の部は政治経済学部の池田傑さんが、午後の部では商学部の木實ゆきさんが宣誓を行った。

 池田さんは「グローバル化、ボーダレス化、高度情報化が進む中、高い教養と豊富な知識を身に付け、世界を視野に入れた価値判断ができる人格に成長することが我々に求められている」と述べ、そのためには「個性豊かな仲間と切磋琢磨し、自己の精神を鍛え、他者の存在を認める柔軟性を培い、社会で活躍する人間になりたい」と宣誓。木實さんは「刻々と進行する地球温暖化や環境破壊への危機感が募る中『ふるさと・地球』を子孫の世代まで残すためには、一人ひとりが直接的に世界へ働きかけることと強い意志と協調性が必要」とし、「それらを大学で仲間たちとともに身に付けたい」と力強く抱負を語った。

OBの2氏が記念講演
 宣誓に続いて記念講演が行われ、午前の部では株式会社大丸代表取締役社長の山本良一氏(73年商卒)が「変革時代に求められる人材像」、午後の部では山崎製パン株式会社取締役副社長の山田憲典氏(60年法卒)が「建学の精神、創業の精神に学んだこと」と題して講演した。

 山本氏は1717年の創業以来、危機に直面するたびに時代に即応した変革で苦境を乗り越えてきた大丸の歴史を語った上で、「企業が求める人材」となるための心がけとして、大学4年間を充実したものにし、変化の激しい時代に適応できるような人間形成が必要と説いた。そのための4つのアドバイスとして「(1)高い志を持ちそれを追い求める (2)自分のキャリアは自分で創る (3)高い視座を持ち、さまざまな角度から見る (4)リーダーシップを身に付ける」を挙げた。

 山田氏は、終戦直後、満足に物資もなかった山崎製パンの創業時から、企業理念「製品第一、顧客満足・お客様本位」を貫き、着実に事業を拡大してきたエピソードを紹介、「企業は基本理念から離れないことが肝心」と述べた。また明大で培った「権利自由」「独立自治」が心の拠り所となり、実業界で志を達成する原動力になったと語り、「特に校歌の中にこの精神が宿っている。多くの先輩や友人に接し、身をもって学んでほしい。これを世に広めるのが我々に与えられた使命」と語り新入生を激励した。

 講演に続いて、新入生が列席者とともにはじめてとなる校歌を斉唱し、式典は閉幕した。

新入生に聞きました!

「日本史を勉強していうるうちに国際日本学部のコンセプト『世界を知るには日本から』に魅力を感じるようになった。『使える英語』が学べそうで期待。卒業後の進路にメディア系の分野も想定されていたり、多種多様な将来が期待できそう」
(国際日本・女子・神奈川)
「明治に来たのは東京で就職したかったから。想像以上にカリキュラムが多くてびっくり。野球やラグビーの応援に行くのが楽しみ!」
(理工・女子・奈良)
「将来は教師になりたい。友達をたくさんつくって充実した4年間にしたい。野球のサークルに入ろうと考えている」
(情コミ・男子・埼玉)
「将来は人の役に立つ仕事に就きたい。大学で幅広い教養を身に付けたい。大学生活は一生に一度。悔いのないようにしたい」
(情コミ・男子・埼玉)


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力強く宣誓する池田さん



大学生活の抱負を語る木實さん



株式会社大丸 
代表取締役社長 山本良一氏



山崎製パン株式会社 
取締役副社長 山田憲典氏
















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