明大の石井素介名誉教授(元文学部教授)が4月5日、東京大学で開催された農村計画学会において、農村計画学会業績賞を受賞した。対象となったのは、昨年3月に石井教授が出版した著書「国土保全の思想─日本の国土利用はこれでよいのか─」。 受賞理由として同学会は「資源論と災害論の統合による国土利用のあり方に関する一連の業績」としている。同書は全国総合開発計画に代わる新たな国土政策の枠組みである国土形成計画をめぐって論議が高まるなかで注目されていた。 同学会は都市計画、建築学、農業経済学、農業土木学、環境科学、地理学など多彩な学際的学会で、明大では2005年の浦良一名誉教授(元理工学部)に続く同賞受賞となった。 前のページに戻る