「つなぐサッカー」の体現とリーグ連覇を目指し日々戦うサッカー部。今年そんな部を引っ張るのが、藤田優人主将(法4)だ。 練習のランニングでは必ず先頭を走る。「引っ張っていくためにまず自分の姿勢を見せる」という決意通り、どんなときも人一倍の努力を惜しまない。縦横無尽にピッチを駆け回るスタミナは、自主練習の走り込みで培った。「藤田を見本にコンディションを整えてほしい」(神川監督)と認められるのも、常に試合を意識した生活のたまものだ。 しかし誰よりもチームをけん引しようとする藤田だからこそ、悩んだ時期がある。「リーグ戦が開幕しても勝てなかった。何がいけないのか考えた」と主将としての責任を感じていた。そんなとき藤田を支えたのが、石井秀典前主将(2008年経営卒・現モンテディオ山形)からの励ましだった。「迷ったときはまず今できることをすればいい」。その言葉を信じ、第5節にリーグ戦初勝利をつかみ取った。 試合を重ねるごとに、強くなる。戦う気持ちを忘れない闘将、藤田から目が離せない。 (ふじた・まさと 法4、国見高出、175cm・69kg) 体育会サッカー部のページ 明大スポーツWEB 前のページに戻る