明治大学法科大学院は5月23日、本大学院初となる本格的な外部評価委員による座談会を開催した(写真)。 法科大学院は、去る2月に開設から3年分の「自己点検・評価報告書第1号─草創期の3年─」を刊行し、その結果を今回の外部評価の中心的な資料として、外部の有識者に、教育研究、管理運営、施設設備について全般的な評価を受けた。 外部評価委員には、石井紫郎氏(東京大学名誉教授)、岩井宜子氏(専修大学法科大学院教授)、唐津恵一氏(新日鐵ソリューションズ法務・知的財産部長)、ダニエル・フット氏(東京大学教授)、松尾龍彦氏(司法評論家、元NHK解説委員)の5名を迎えた。 座談会は、岩井氏の司会で進められ、各委員から事前に提出された評価書を前提に、法科大学院が当面しているさまざまな問題について自由闊達な議論が展開された。特に、内部にいると気づかない諸点について鋭い指摘が相次ぎ、極めて有益であった。 法科大学院からは青山善充法科大学院長をはじめ、執行部教員、自己点検・評価委員会委員が同席した。 法科大学院では、今後、外部評価委員の提言を教授会に報告するほか、FD研修会においても検討し、法科大学院教育の改善・向上に役立てることとしている。 今回の外部評価の結果は、7月末に「明治大学法科大学院外部評価報告書」として刊行する予定である。 (法科大学院) 法科大学院のページ 前のページに戻る