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明治大学広報
 
第597号(2008年7月1日発行)
国際日本学部 開設記念式典・講演会を開催
漫画家のかわぐちかいじ氏が記念講演
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 本年4月に明治大学の9番目の学部としてスタートした国際日本学部は5月24日、開設を記念する式典と講演会を駿河台校舎アカデミーホールで開催した。式典・講演会には、長堀守弘理事長、納谷廣美学長はじめ役員・役職者、教職員、国際日本学部新入生ら約500人が出席。村山富市元首相(校友会名誉会長、明大顧問)も駆けつけ、盛大に行われた。

 式典の冒頭、蟹瀬誠一国際日本学部長が開会のあいさつに立ち、「自分たちの未来を懸けてこの学部に入学した学生たち」と新入生を紹介、「みなさんには強いサポーターになってもらいたい」と会場に呼びかけた。納谷学長は学部開設までの経緯に触れ、「難産ではあったが、すばらしいスタートを切ることができた」とあいさつ。続いて長堀理事長は、情報コミュニケーション学部以来4年ぶりとなる新学部について「グローバリゼーションの時代にふさわしい学部」とした上で、今後の学部発展への期待を述べて、祝辞とした。

 記念講演会では、漫画家で校友のかわぐちかいじ氏(1973年文卒)が「マンガ表現の面白さについて」をテーマに講演した。かわぐち氏は日本のマンガ表現の特徴であるコマとコマの間の「間(ま)」について、自らペンを取って簡単なマンガを書き、その様子をスクリーンに映しながら、「日本人はこの『間』から何かを感じ取り、そこにリズムが生まれる」と解説。さらに、日本のマンガが隆盛を誇っている理由として、(1)優秀な読者(2)優秀な編集者(3)流通組織─という3つの要素を挙げ、「みなさんにはこの要素のうちの一つを担ってほしい」と語った。

 引き続いて国際日本学部の鹿島茂、高山宏両教授が「サン・シモン主義と渋沢栄一」「メディアの近代史─イグナチウス・デ・ロヨラとマーシャル・マクルーハン」と題してそれぞれ講演を行い、国際日本学部が提供する明治大学の新たな知の体系を披露。同学部の可能性を強く印象づけた。



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国際日本学部新入生など500人が出席


講演するかわぐち氏
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