商学部の小川智由ゼミナールが、６月１４日の東京メトロ副都心線開業を記念して、株式会社メトロコマースと共同で開業記念グッズを企画・開発した。

　今回のグッズ製作は、学生の斬新な発想を生かしたグッズを通して、副都心線の知名度を向上させることが狙い。

　小川ゼミは企画のコンセプトを「ＦＲＥＳＨメトロ」に決定。「学生らしい発想でフレッシュなグッズを作る」「グッズを手にしたお客様の気分をフレッシュにする」という２つのメッセージが込められている。グッズのデザインには新しい場所をつなぎ、新たな出会いを生む副都心線の「Ｆ」、ＦＲＥＳＨの「Ｆ」を用い、「終わりが見えないほどのつながり、可能性」を表現した。

　今回の企画立案から商品化までの過程では、日ごろ学んでいる知識を活かすことの難しさを実感した。実務経験のない学生には書類ひとつとってみてもその書き方さえわからない。企業担当者や小川教授の支え、そしてチームワークで一つひとつステップをクリアすることができた。

　ハンドタオルは完売
　「バッグ５個、タオル５個、お買い上げです！ありがとうございます！」。

　開業記念グッズの販売日となった６月１４・１５日の新宿三丁目駅と明治神宮前駅は、グッズを楽しみにしていた多くの人で溢れ、大盛況となった。学生たちも声を張り上げて販売支援を行った。

　さまざまな思いの込もった商品が実際に世の中に出て、どんどん人の手に渡っていく。学生たちはその様子を見て、これまでやってきたことの大きさを実感した。ある女性の「今朝の朝刊を見て、このエコバッグを買うために朝から並んだのよ」という一言と笑顔が自信をくれた。卒業生や父兄も駆けつけ、学生たちに暖かい言葉を掛けた。学生と企業とが結びついた今回の取り組みが一般紙でも取り上げられ、ハンドタオルは完売、エコバッグも好評を博した。

　ゼミ長の松本慎司さんは「商品化が実現し、学生でありながら社会貢献できたことに達成感を感じ、大きな自信にもなった。この自信をもとに、今後もゼミで学んだことを社会で実践していきたい」と大きな手応えとともに抱負を語った。



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