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明治大学広報
第597号(2008年7月1日発行)
就任所感
心躍る学生スポーツを目指して
副学長(スポーツ振興担当) 柳沢 敏勝
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 本学には体育会という組織があり、43の運動部によって構成されています。私に課せられた任務は、明治大学体育会を柱とする学生スポーツの振興と支援です。

 明治大学の看板と全明大人の期待を背負い活躍する体育会の諸君は、アマチュア学生スポーツの担い手であると同時に、世界の舞台でも闘えるトップアスリートたらんと日々努力しています。

 従来、大学は、体育会を自主的な課外活動と位置づけてきたにすぎません。しかしながら、課外活動で自発的に世界を目指せ、トップアスリートになれというのでは、いかにも無理があります。

 この矛盾には理由がありました。本学には21世紀初頭までの20年余り、党利党略的に悪用され続けた学生自治組織が存在し、体育会(本部)も学生自治の一翼を担うものと規定し続けてきました。大学は2001年に学園の正常化を実現しましたが、この間、体育会支援に有効な手立てをとることができなかったのです。

 本学が長い間繋ぎ止められてきた呪縛から今こそ脱却する必要があります。学生自治を大事にすることは当然ですが、それにも増して、体育会には教育機関としての大学のサポートがもっと必要なのです。

 長らく日本の大学教育は正課教育と課外活動の二本柱によって担われてきましたが、今こそ第3の柱としての課外教育の意義を発見する必要があります。司法試験に代表される国家資格取得のための課外教育と並んで、トップアスリート養成の課外教育があって不思議ではありません。

 この課外教育のために何をなさねばならないのか、それが体育会会長でもある納谷廣美学長の認識であり、それを考えることが私の特命事項だといえます。2011年に本学は創立130周年を迎えます。全明大人の心を振るわせる体育会の活躍の基盤づくりに奔走する決意です。皆様のご支援、ご協力をいただければ幸いです。

(商学部教授)



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