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明治大学広報
第597号(2008年7月1日発行)
就任所感
伝統を継承しつつ
一層の飛躍を目指して

国家試験指導センター所長 森 久
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 国家試験指導センターは、従来の法制研究所、経理研究所、行政研究所の統合組織として、昨年、設置されました。もちろん3つの研究所が廃止されたわけではなく、それらを傘下に持つ組織として新たに作られた次第です。国家試験指導センターは、3研究所の緊密な協力関係を築き上げることにより、大学の評価を高めるという明治大学の戦略の一端を担っています。

 法制研究所は司法試験、経理研究所は公認会計士試験、行政研究所は公務員試験の受験指導を主たる目的としています。その成果が、新旧両司法試験の合格者が88人で大学別順位は第6位、公認会計士試験は110人で大学別順位は第4位、国家公務員Ⅰ種試験合格者は8人、Ⅱ種合格者は158人、大学別順位でも上位という結果です。

 このような成果は、学生の努力が第一であることは当然ですが、今日までの長い伝統を築いてきてくださった心ある方々のご尽力の結果でもあります。研究業績を犠牲にして事務局を引き受けてくださった歴代の若手教員、多忙ななか後輩のためにと支援に駆けつけた先輩たち、たった一人で3研究所を把握していた旧教務課職員、そして専任教職員と同様に、時にはそれ以上に学生と明治大学を思い、処遇には不釣り合いの重責業務を任されていた多くの嘱託職員の方々に、心から謝意を表したいと思います。

 3研究所の良き伝統の源は、弁護士、公認会計士、公務員の先輩が後輩をバックアップする、スタッフが学生の身近にいて親身になって支援するというところにあります。この体制は維持しなければなりません。そして3研究所の固い協力関係を構築するために、運営委員会を年に2、3回、連絡会を数回開催する予定です。センターのオール・スタッフ会も開催したいと思っています。これまでの良き伝統を継承しつつ一層の飛躍を図るための活動が、今、始まっています。

(経営学部教授)




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