ワンダーフォーゲルをこよなく愛する杉山文啓(政経4)。彼が伝えるワンダーフォーゲルの魅力とは─。 「ワンダーフォーゲル部の雰囲気が好き」と語る杉山。彼は現在主将として雰囲気づくりを大事にし、ワンダーフォーゲルのいいところを下級生に伝えている。合宿において、一緒に山に登り、楽しみや苦労を共有することで部員同士のきずなは強くなる。寝るまでの時間には星を見たり、沢からくんできた水を沸かして飲みながらミーティングをしたりと「ワンダーフォーゲル部だからこそできること」が多くあるのだ。 ワンダーフォーゲルは大会など成果を試す機会が少ない。しかし、その活動から得るものは多く、彼にとって一つ一つの合宿の成功から得られる達成感こそが勝利のようなものだ。 杉山が自身の成長を強く感じたのは、合宿中、熱中症にかかった下級生を連れて山を下りてくれと先輩に頼まれた時。指示に対して慌てず「動ける自分がいた」という。杉山はこれからも自身の成長と部の発展のため活動を続ける。(すぎやま・ふみひろ政経4、藤枝東高出、173センチ・56キロ) 明大スポーツWEB 前のページに戻る