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明治大学広報
第599号(2008年9月1日発行)
阿木燿子氏に特別卒業認定証を授与
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 明治大学は7月29日、作詞家、作家として活躍する阿木燿子氏(あき・ようこ、本名木村広子=きむら・ひろこ)に特別卒業認定証を授与した。特別卒業認定は2004年9月の北野武氏に続いて2人目。

 特別卒業認定は、明大をやむを得ない事情により卒業できなかった者が、その後社会において顕著な功績を挙げ、明大の発展と名声を高めることに寄与し、所定の要件(別掲)全てに該当した場合に認められる。

 駿河台校舎リバティタワー23階の岸本辰雄記念ホールで行われた授与式には、納谷廣美学長、長堀守弘理事長はじめ、大学役員役職者が列席。林義勝文学部長が今回の特別卒業認定証授与の趣旨を説明し、納谷学長から阿木氏に特別卒業認定証が手渡された。

 納谷学長は「幅広い分野で活躍している阿木さんに、特別卒業認定証を贈ることは、大学として大変栄誉なこと。今後も夫の宇崎竜童氏と夫婦そろって活躍してほしい」とあいさつした。

 謝辞に立った阿木氏は「今回、大学からの知らせを聞いて、うれしく、幸せな気持ちになった」と喜びを語り、「主人との出会いも含め、とにかく私の一生は明治に入ったことで開けた。規律の厳しい女子校出身でしたが、明治に入って解放されたというか、楽に息ができるようになった。これも明治の校風のおかげ」と明大への謝意を表した。そして、今回の特別卒業認定について、「あらためて親、主人、友人、関係者に感謝したい。今後とも、同世代の皆さんを勇気づけられるよう、夫婦仲良く、活動を続けたい」と涙ながらに話した。

 阿木氏は1964年に明大文学部に入学。在学中に音楽活動を始め、4年次までに123単位を取得。卒業には卒業論文を含む10単位だけが不足していたが、本格的な音楽活動に入るため卒業を断念。その後は、在学中に知り合った宇崎氏(1969年法卒)と結婚し、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」のヒットを機に作詞家としてデビュー。特に山口百恵に数多くのヒット曲を提供し、日本歌謡界の発展に貢献した。また、作詞のみにとどまらず、活躍の場を舞台や映画などにも広げ、多彩な文化活動に取り組んでいる。2006年紫綬褒章受章。

【特別卒業認定要件】※全てに該当
 ・本学に4年以上在籍し、やむを得ない事情により退学し、または除籍した者
 ・卒業に必要な単位のうち、100単位以上修得した者
 ・本学役員・学部長等役職者のうち2人以上の推薦がある者
 ・学部長会の承認を得た者



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納谷学長から卒業認定証を受け取る阿木氏


喜びを語る阿木氏
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