明治大学
English Korea Chinese Chinese 交通アクセス お問い合わせ サイトマップ
明治大学TOP > 明治大学広報 > 第599号(2008年9月1日発行)
明治大学広報
第599号(2008年9月1日発行)
校友会特集
校友とともに「トップ・ユニバーシティ」へ

理事長 長堀 守弘
明治大学広報TOPへ
 本日の代議員総会にご出席の校友の皆さまは、本学でかけがえのない青春時代を過ごされた方々であり、大学はいわば「ふるさと」であります。ドイツの人々は、大学はハイマートだとよく言われますが、まさにその通りで、大学にとって校友は大切な財産です。

 本学は2011年に創立130周年を迎えます。建学の精神である「権利自由」「独立自治」、この理念を基盤とし、21世紀型の大学、競争力のある大学として生き残りを図るべく、骨太な長期的基本構想を立ち上げる方針でおります。本学が日本国内レベルで落ち着くのではなく、アジアさらには世界に通用するよう、グローカルな視点を持ちつつ計画を立案し、「トップ・ユニバーシティ」へ導くプロセスを、創立150周年を視野に入れ、計画・戦略を立てていきたいと考えております。

 2008年度理事会は新体制となり、常勤理事を2人増員し、学内一致団結して本学を「トップ・ユニバーシティ」にしようと全面的にバックアップしていく決意です。

 最近、学士力とは何かが問われています。各大学が授与する学士の質は、大学の教育成果であり、社会的な評価にもつながります。「明治大学卒」という学位水準が、他の大学と比較してより良い状態でなければなりません。それには、学生が主体的に教員から多くを学び、感じ、そこから自分なりの自問自答を重ねる「学びの精神」を強く持つことが大切です。これは、社会に出てからも大いに役立つであろう本人の財産となるに違いありません。学生が在学中により多くの財産を得るためにも、教学の努力を賜り、全学一致して本学の学士力を高めていく必要があります。

 このために大切なことは大学の教育研究設備です。中野の警察大学校の跡地を第4キャンパスとしても、現在の駿河台、和泉、生田のいずれのキャンパスも満足ではありません。財政的な裏付けをした上で、学生が満足して活用できる施設・設備を拡充していきたいと考えています。

 教育と研究の充実を図り、次世代を担う学生に夢と希望を持たせる。それが本学の大きな目的であります。潜在力がある優秀な学生、教員、さらにそれを支える法人と事務機構の経営力が一体になっていくことで「トップ・ユニバーシティ」が実現するのではないかと思います。そして、校友の皆さま方にはその先端を担うメッセージを送っていただきたく思います。

 最後に、校友会並びに校友の皆さまの弥栄を祈るとともに、本学がさらなる躍進を遂げていくことをお見守りくださることをお願いしつつ、あいさつとさせていただきます。



前のページに戻る

ページ先頭へ

© Meiji University,All rights reserved.