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明治大学広報
第601号(2008年11月1日発行)
特集 夏の成果報告
文化プロジェクト(夏休みの稽古)

『役者としての重厚な基礎』『チームの絆』を築いた夏休み
情報コミュニケーション学部4年 肱岡 知世
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 明治大学文化プロジェクト第5回『十二夜』の稽古は8月1日、つまり夏休みの始まりと同時に本格的にスタートしました。稽古の内容はというと、キャストに選ばれた約半数は舞台未経験者だったため、毎日午前中は基礎トレーニング(柔軟、筋トレ、発声など)に、午後を場稽古(台本を持っての稽古)に充てました。

 夏休みの1カ月半、平日朝10時から午後6時までの稽古で私たちキャストがつかんだものは、「会場となるアカデミーコモンでも通用する発声」「3時間の公演を一日2回こなす体力」「役者として、素の自分、ありのままの自分をさらけ出すこと」「集中力を維持すること」「感情を表に出すこと」といった、まさに演劇の基礎になる部分のみで、『十二夜』の役に関しては実際あまりつかみきれずに新学期を迎えてしまいました。

 しかし、1カ月半という時間をかけて役者の基礎の部分を築き上げたのだから、その基礎はかなり重厚で安定したものに仕上がったのではないかと思います。また、夏休み初日に初めて顔を合わせたキャストたちの間にも、夏休みのほぼ毎日を一緒に過ごしたことから徐々にきずなや信頼感が生まれてきました。

 これから、公演本番初日の11月7日に向けて、夏休み期間で身につけた基礎を土台に一人一人のキャストが『十二夜』の役に近づき、一つのチームとしての一体感をさらに深めていけたら、公演は絶対に成功すると思います。最高のカタチで本番を迎えられるよう、一日一日を大切に残りの限られた時間、稽古に取り組んでいきたいと思います。

 これまでに文化プロジェクトで公演された4回の演目に負けないよう、キャスト、スタッフ一同ラストスパートという気持ちで頑張っています。ご期待ください!

明治大学文化プロジェクト
 学部間共通総合講座「シェイクスピア劇の現代的魅力」から立ち上がった企画で、今回で5回目を迎える。出演者をはじめ、演出、装置、照明、音響から広報活動に至るまで、全て学生が主体となって行う。また、監修は俳優で情報コミュニケーション学部特別招聘教授の原田大二郎氏が担当し、衣裳や舞台装置、照明などを、経験豊かな専門家がサポートする。公演は11月7〜9日。詳細は公式サイト(http://www.kisc.meiji.ac.jp/~bunpro/)で公開中。



明治大学文化プロジェクト第5回『十二夜』公式ホームページ

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