ついに長年の悲願、1部昇格を果たした明大硬式庭球部。先日行われた関東大学テニスリーグ男子1部2部入替戦で、本学の勝利に大きく貢献したのが酒井正利(経営3)だった。 それまで主に野口(商4)とのダブルスで活躍してきた酒井。しかし、今回のリーグ戦ではシングルスでレギュラーメンバーの座を射止める。その裏には「ランニングでは部内一」など、惜しみない努力があった。ダブルスで酒井と約2年ペアを組む野口は「酒井は物静かに見えるが、内面に熱いものを秘めている」と言う。 入替戦、彼はシングルス5として出場。本学はダブルスを2─1で勝ち越し、昇格するにはあとシングルスで6戦中3勝が必要だった。しかし、選手たちは苦戦を強いられ、昇格へ焦りが生まれる。そんな不安を断ち切り、チームを1部昇格へと勢いづけたのが、酒井の1勝だった。 試合後「1部昇格が自分の手に懸かっていると思ったので勝ててよかった」と笑顔で語った酒井。 来年からは1部の舞台で、最上級生としてさらなる高みを目指す。 (さかい・まさとし 経営3、静岡市立高出174センチ・64キロ) 明治大学体育会硬式庭球部 明大スポーツWEB 前のページに戻る