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明治大学広報
第601号(2008年11月1日発行)
ズームアップ −meidai sports− <462>
1部昇格を支えた男
硬式庭球部 酒井 正利
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 ついに長年の悲願、1部昇格を果たした明大硬式庭球部。先日行われた関東大学テニスリーグ男子1部2部入替戦で、本学の勝利に大きく貢献したのが酒井正利(経営3)だった。

 それまで主に野口(商4)とのダブルスで活躍してきた酒井。しかし、今回のリーグ戦ではシングルスでレギュラーメンバーの座を射止める。その裏には「ランニングでは部内一」など、惜しみない努力があった。ダブルスで酒井と約2年ペアを組む野口は「酒井は物静かに見えるが、内面に熱いものを秘めている」と言う。

 入替戦、彼はシングルス5として出場。本学はダブルスを2─1で勝ち越し、昇格するにはあとシングルスで6戦中3勝が必要だった。しかし、選手たちは苦戦を強いられ、昇格へ焦りが生まれる。そんな不安を断ち切り、チームを1部昇格へと勢いづけたのが、酒井の1勝だった。

 試合後「1部昇格が自分の手に懸かっていると思ったので勝ててよかった」と笑顔で語った酒井。

 来年からは1部の舞台で、最上級生としてさらなる高みを目指す。

 (さかい・まさとし  経営3、静岡市立高出174センチ・64キロ)



明治大学体育会硬式庭球部

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